第52話 突拍子もない質問 ページ6
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真依「死んでせいせいしたんじゃない?」
怒り、というか、ここまでくるともう呆れてしまう。
私を含めた一年三人共そんな顔をしていたと思う。
図体のデカい男の人はそもそも興味がなかったのか、
「どうでもいい話を広げるな」と。私達が乙骨に足りうる存在なのか知りたいと言って、前に出て来た。
余程、二年の乙骨先輩は腕が立つのだろう。
東堂「伏黒…とか言ったか。どんな女がタイプだ」
問われた内容に一同、頭をハテナを浮かべた。
しかし、そんな私達を気にも留めず『返答次第では今ココで半殺し』だとか、サラッととんでもない事を言ったと思うと今度は「因みに俺は…」と勝手に語り出そうとしている始末。
東堂「
「聞いてなくない!?つかどうでもいい!怖い!!」と、心の声が喉を通りかかったけれど必死に飲み込んで、取り敢えず伏黒に目を向ける。
伏黒「なんで初対面のアンタと女の趣味を話さないといけないんですか」
釘崎「そうよ。ムッツリにはハードル高いわよ」
「…東京校のムッツリ舐めてると痛い目見ますよ」
伏黒「お前らは黙ってろ」
「意味わかんねー状況が余計ややこしくなる」と若干キレかかってる辺り、聞かれてる伏黒自身も内容を飲み込めていないらしい。これは京都校の挨拶なのか?
東堂「京都三年、東堂葵。自己紹介終わり。これでお友達だな。早く答えろ、男でもいいぞ」
「(強引だなぁ…この人苦手かも……)」
東堂「性癖にはソイツの全てが反映される。女の趣味がつまらん奴はソイツ自身もつまらん。俺はつまらん男か大嫌いだ」
「(あれ…思ったんだけど 、コレ私関係なくない?)」
東堂「交流会は血湧き肉躍る俺の魂の独壇場。最後の交流会で退屈なんてさせられたら何しでかすか分からんからな。俺なりの優しさだ。今なら半殺しで済む」
「(帰りてぇなぁ…真希さん達待ってるし…)」
東堂「答えろ伏黒。どんな女がタイプだ」
「(でも伏黒が誰好きか気になる……巨乳好きとか言ったら東京湾に沈めよう)」
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柊ひな(プロフ) - プスメラさん» ご期待に添えず申し訳ないのですが、本編では誰ともオチる予定はありません。ただ、番外編や(私に余裕があれば)if短編などのアナザーストーリー的なのを書きたいとは思っているので、そちらで楽しんで頂ければ幸いです。 (2021年2月9日 22時) (レス) id: 35fb09d0e3 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 柊ひなさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いします。続き頑張って下さい。応援してます。楽しみにしてます。 (2021年2月8日 14時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - カウさん» 面白い人間になることが最終目標の私にとって最高の褒め言葉です!!ありがとうございます(泣) (2020年10月28日 19時) (レス) id: 5c8d05c4fc (このIDを非表示/違反報告)
カウ(プロフ) - 最新話のおかか連呼と夢主ちゃんの薬キメてんなで吹きましたw更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年10月28日 0時) (レス) id: a33c51ed41 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - れさん» ありがとうございます!!「うるさいしウザいけどどこか憎めない」を目指していたのですが「ただただ鬱陶しい奴」になってしまったと後悔していたので、そう言って頂けると嬉しいです!笑 (2020年10月23日 17時) (レス) id: d3c3307496 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊ひな | 作成日時:2020年9月28日 20時