【呪術廻戦】呪われた世界の片隅で ２

第５０話 目指せ、サブリミナル効果 ページ4

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皆それぞれ、まぁ、何となく分かった…かな。という感じで怪しい反応だったけれど、これはもう術式が悪い。私だって始めは理解に時間がかかった。



「一つ目の映像タイプは、精神に働きかけるものじゃないので、分かる人には直ぐバレるのが難点ですね。だから一瞬の隙を作る時とか、雑魚用で使います。

二つ目が割と強くて、集中力と呪力を使いますけど、気付かれる可能性はかなり低いです。夢の中で『これは夢だ』と認識するのは難しいでしょ？」


伏黒「…となると、任務で使ってきたのは殆どが映像タイプなのか？」

「流石、理屈っぽい伏黒くん。理解が早いね」

伏黒「一言多い」



幻術、つまり幻覚といっても幻視、幻聴、幻味、幻臭、幻触等…様々な感覚がある。

私の術式は扱いにくいが、一つ目と二つ目を複合して使えれば、かなり強力なものになるだろう。理想はそれだが、まだまだ先の話になりそうである。



「二つ目って依存性が高いというか、相手にかなり負荷がかかるんで、結構危険なんですよね」

真希「…お前、それを私にやったのか」

「や、真希さんこの中で一番丈夫そうだから平気かなって… リンゴ多く見せただけだし…っ、」

真希「そういうのは先に言えよ！！」

「言ったらやらしてくれたんですか！？」

真希「心構えみたいなのがあんだろ！！」

パンダ「(始めから言わなきゃ良いのに…)」



口よりも先に手が出る真希さんに殴られること本日二度目。真希さんの拳骨は本気で泣きそうなくらい痛いので発言を自粛しようと心に決める。

すると、怒鳴ってきた真希さんが急に「待てよ…」と
考え込み始めた。



真希「殴られると思って構えたら蹴られるって事か…厄介だな」

「真希さん、私仲間ですよ」

釘崎「背後から奇襲される可能性もあるわね…」

「野薔薇ちゃん、私達仲間だよね？」

狗巻「おかか」

「おかかなの！？」


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