第57話 お出迎えとは ページ11
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交流会、当日。
そこそこ辛かった特訓と筋肉痛の日々を重ね、待ちに待ったこの日がやって来た。
開催場所は東京校。一応言うが、京都校ではない。
勘違いした野薔薇ちゃんはスーツケースで現れ、事実を知ると例の如く大声で愚痴っていたので何とか宥めた後、やって来た京都校の面々を入口で迎え入れる。
真依「あら、お出迎え?気色悪い」
釘崎「うるせぇ早く菓子折り出せコラ」
西宮「怖…」
「まっ、魔女さんが…!静かに飛ぶのが好きな魔女さんがいる!!完成度たっけぇ……」
メカ丸「乙骨がいないのはいいとしテ、一年三人はハンデが過ぎないカ?」
釘崎「ロボだ!ロボがいる!!」
「ど、どど、どうしよう……サインもらって来てもいいかな?大丈夫かな?」
伏黒「俺に聞くな」
こっちの二年も相当個性が強かったけれど、向こうも向こうで強個性ばかり。場所に問わず、先輩方はどうも個性豊かな傾向があるらしい。
まぁそのせいか、京都校の内輪でいざこざが起きていたが、後からやって来た引率の先生が「内輪で喧嘩しない」と止めると、何とか収まった様子。
影が薄い地味よりは良いと思っていたが、個性が強いのもいろいろ考えものだな。
庵「まったくこの子らは…で、あの馬鹿は?」
パンダ「悟は遅刻だ」
真希「
伏黒「誰もバカが五条先生の事とは言ってませんよ」
上から分かる通り、時間にルーズな五条先生は絶賛遅刻中。当たり前のこと過ぎるので誰も責めないで適当に流していると、タイムリーに何も知らない張本人が「おまたー!!」と。大きな箱を押して走って来た。
五条「やぁやぁ皆さんおそろいで。私、出張で海外に行ってましたね」
パンダ「急に語り始めたぞ」
五条「はい、お土産。京都の皆にはとある部族のお守りを。歌姫のはないよ」
庵「いらねぇよ!!」
五条「そして、東京都の皆にはコチラ!!」
釘崎「ハイテンションな大人って不気味ね」
「ありゃ完全に薬キメてるわ」
そんな会話をしているなど露知らず、奇妙な物体を京都校の生徒に渡し終えると、今度はこちらをグルリと振り返り、大きな箱を目の前に突き出してくる。
期待はしてないが、寧ろ冷めた視線を向けつつ待って
いると、箱の蓋が勢い良く開いて、
五条「故人の虎杖悠仁君でぇーっす!!」
虎杖「はい!!おっぱっぴー!!」
…………………は?
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柊ひな(プロフ) - プスメラさん» ご期待に添えず申し訳ないのですが、本編では誰ともオチる予定はありません。ただ、番外編や(私に余裕があれば)if短編などのアナザーストーリー的なのを書きたいとは思っているので、そちらで楽しんで頂ければ幸いです。 (2021年2月9日 22時) (レス) id: 35fb09d0e3 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 柊ひなさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いします。続き頑張って下さい。応援してます。楽しみにしてます。 (2021年2月8日 14時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - カウさん» 面白い人間になることが最終目標の私にとって最高の褒め言葉です!!ありがとうございます(泣) (2020年10月28日 19時) (レス) id: 5c8d05c4fc (このIDを非表示/違反報告)
カウ(プロフ) - 最新話のおかか連呼と夢主ちゃんの薬キメてんなで吹きましたw更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年10月28日 0時) (レス) id: a33c51ed41 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - れさん» ありがとうございます!!「うるさいしウザいけどどこか憎めない」を目指していたのですが「ただただ鬱陶しい奴」になってしまったと後悔していたので、そう言って頂けると嬉しいです!笑 (2020年10月23日 17時) (レス) id: d3c3307496 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊ひな | 作成日時:2020年9月28日 20時