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第45話 情報量過多 ページ47

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五条「Aは賢い。故に自分を卑下する嫌いがある。自分の事は自分が一番分かってるつもりだった?迷惑を考えるなら寧ろ死なれた方が迷惑だ」



死んだ方が、迷惑?


そんな事考えもしなかった。予想と真逆のことを言われて混乱するも、先生の話を聞き逃すまいとそのまま耳を傾ける。

カップの中の氷はとっくに溶けきっており、それを持つ手がかなり冷えていたが、自分を落ち着かせるように、冷静でいられるように、構わず握り続けた。



五条「__その昔、名のある術師が総出で挑み、多くの犠牲を払って倒した呪いがいた。

呪いの名前は、『諏訪真昼(すわまひる)』」


「…諏訪って、母の…」


五条「そう。諏訪真昼は君のお母さんのご先祖様。
平安の世を願い、壊れ、死後呪いに転じた呪術師。あ、呪詛師と言った方が良いのかな?」



……情報量が多過ぎて理解に時間が掛かった。

つまり、母の先祖は呪術師で、死後呪いに転じたそいつは術師総出で祓う程の化け物だったと?



「確かに、母は呪いを視認できる人でした。でも母の家系は呪いとは関係ない、ごく普通の家ですよ」


五条「術師の家系としては"その事"があったせいでとうの昔に落ちぶれて、血が薄れてたんだけど…

なんとびっくり。術師としての諏訪家の、特に諏訪真昼の血を色濃く受け継いだ子が生まれた」



それが、私か。

と、思った事をそのまま口に出せば「ご名答」と先生が笑った。いや、割とマジで笑い事じゃないのだが。


両面宿儺の意味不明な発言は昔の彼女の事なのだろう。それなら全てが繋がる。



五条「詳細は不明らしいけど、史実によると僕のご先祖様はその戦いで両手足イッちゃったらしいよ」

「……」

五條「しかも、彼女の術式はAと同じ"幻術"」

「………」

五条「言いたいこと分かる?」

「……………………謝罪、でしょうか…」

五条「うん今のは僕の言い方が悪かった」


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第46話 場合によっては起訴→←第44話 ごめん



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ばる - えー覚えてくださってるんですか!ありがとうございます(^ ^*)少しでも作者さんの励みになっているなら嬉しい限りですよ(*´ω`*) (2020年7月28日 20時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ばるさん» 見覚えのあるお名前と顔文字だと思ったらどちらも読んで頂いてるなんて…!!コメントとても嬉しいです!ありがとうございます。誠心誠意更新していくので宜しくお願いします! (2020年7月27日 17時) (レス) id: 619558bbc0 (このIDを非表示/違反報告)
ばる - 作者さんの別作品(銀/魂)も読ませていただいている者です。呪/術/廻/戦もすごく好きな漫画なので嬉しいです!どちらの作品も楽しみに待ってます(*^^*) (2020年7月26日 11時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊ひな | 作成日時:2020年5月18日 23時

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