【呪術廻戦】呪われた世界の片隅で

第４１話 ドストレート一発 ページ43

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「早い話、効率が良かったんです」

七海「…効率？」

「はい。生きていく為にお金は必要不可欠ですよね。
両親が死んで、祖母も死んで、天涯孤独。私を養ってくれる人は誰もいない訳じゃないですか。だから自分で自分を養うしかない」



「まぁ祖母は入学が決定してから亡くなくなったんですけど」と付け加え、経緯を話していく。自分で自分を養うなんて可笑しな言い方だが、事実なのだから仕方ない。

祖母は術師を引退していて稼ぎなんてなかった。貯金はあるだろうが、私含めた生活諸々を考えると必ず迷惑をかける。だから此処に来た。



「普通の高校に通いながらバイトして暮らしていく…
別ルートの私はきっとこんな感じです。でも此処は？
バイトの比にならないくらい任務で稼げて、しかも寮
暮らし。超優良！！理由なんてこんなもんですよ」



重く受け止められたくなかったので軽い口調で話していたのだが、却って何か思わせてしまったのか「すみませんでした。話したくない事だったでしょう」と気を遣わせてしまった。


元々、七海さんが「言いたくないなら結構ですが」と断ってくれた上で話したのだからそれこそ謝る必要はない。

が、私が口を開こうとするとその前に「…ですが」と
七海さんが続けた。



七海「それが本当の理由にしろ、話したくない訳(・・・・・・・)があるにしろ…貴方は、呪術師になるべきではなかった」



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