第35話 強個性 ページ37
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真希「なんだ。いつにも増して辛気臭いな、恵」
鬱陶しい蝉の鳴き声だけが響く中聞こえてきたのは、
始めて耳にした声だった。
前を見れば、高身長でポニーテールの眼鏡を掛けた女の人が肩に刀袋を提げて立っている。下の名前で呼んでる辺り、伏黒の知り合いだろうか。
真希「お通夜かよ」
伏黒「禪院先輩」
真希「私を苗字で呼ぶんじゃ…」
禪院、って事はあの御三家の?と思った矢先、「真希、真希!!」と遠くからその人を呼ぶ声が。今度はそちらに目を向けてみて、思わず絶句した。
パンダ「まじで死んでるんですよ、昨日!!一年坊が
一人!!」
狗巻「おかか!!」
真希「はやく言えや!!これじゃ私が血も涙もねぇ鬼みてぇだろ!!」
パンダ「実際そんな感じだぞ!?」
狗巻「ツナマヨ」
女の人と、単語しか発さない人はまあいい。
問題は人外がいることだ。人語を話す、パンダ。
それだけでもうお腹いっぱいだが、終いには私達の事をすっかり忘れ、ギャーギャー騒ぎ出した。
釘崎「何、あの人(?)達」
伏黒「二年の先輩」
「畜生が混じってますけど…」
私と同じく驚いた顔をした野薔薇ちゃんが若干引き気味に指を指して問うと、伏黒が説明してくれた。
まず女の人、禪院先輩。呪具の扱いなら学生一とか。
次に口元まで制服で隠れてる男の人、狗巻先輩。語彙がおにぎりの具しかないらしい。
そして、パンダ先輩。
伏黒「あと一人、乙骨先輩って唯一手放しで尊敬できる人がいるが、今海外」
釘崎「アンタ、パンダをパンダで済ませるつもりか」
「男性陣の個性の強さどうなってんの」
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ばる - えー覚えてくださってるんですか!ありがとうございます(^ ^*)少しでも作者さんの励みになっているなら嬉しい限りですよ(*´ω`*) (2020年7月28日 20時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ばるさん» 見覚えのあるお名前と顔文字だと思ったらどちらも読んで頂いてるなんて…!!コメントとても嬉しいです!ありがとうございます。誠心誠意更新していくので宜しくお願いします! (2020年7月27日 17時) (レス) id: 619558bbc0 (このIDを非表示/違反報告)
ばる - 作者さんの別作品(銀/魂)も読ませていただいている者です。呪/術/廻/戦もすごく好きな漫画なので嬉しいです!どちらの作品も楽しみに待ってます(*^^*) (2020年7月26日 11時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊ひな | 作成日時:2020年5月18日 23時