第20話 欠落してる何か ページ22
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最終的に実地試験だと先生が言い、虎杖と野薔薇ちゃんに呪いを祓うように頼んでいた。
虎杖の中には宿儺がいるがそれを出すと野薔薇ちゃんまで巻き込まれてしまう為、先生から呪具を借りて二人が中に入って行く。
伏黒「やっぱ俺も行きますよ」
五条「無理しないの、病み上がりなんだから」
「折角刀持って来たのに出番なしですか…」
五条「備えあれば憂いなしって言うでしょ」
「ちょっと何言ってるか分かんないです」
歩道にある、石をベンチに見立てたモノに座り、二人を待ちながらそんな会話をする。こうも天気が良いと眠くなってしまうが、流石にそれはマズいと思うので自制しよう。
そんな時、やけに説明口調で五条先生が口を開いた。
「__悠仁はさ、イカレてんだよね。異形とはいえ生き物の形をした呪いを、自分を殺そうとしてくる呪いを、一切の躊躇なく殺りに行く。
昔から呪いに触れてきたわけじゃない。普通の高校生活を送っていた男の子がだ」
「才能があってもこの恐怖と嫌悪に打ち勝てず挫折した呪術師を二人も見たことあるでしょ?」と。イカれてる、なんて言い出したから悪口でも言い始めるのかと思った。まあ褒め言葉としては捉え難いけれど。
つまり既にイカれてる虎杖は置いといて、今日は野薔薇ちゃんのイカれ度を確かめたいのだろう。
「…もしかして私もうイカれてる認定されてます?」
五条「もちろん。仙台の時にね」
「でもあの時、先生最後に現れただけですよね」
五条「あんな一世一代のビッグイベントの中冷静でいられたら問答無用でイカれてるよ」
「なんだろう……全然嬉しくない」
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ばる - えー覚えてくださってるんですか!ありがとうございます(^ ^*)少しでも作者さんの励みになっているなら嬉しい限りですよ(*´ω`*) (2020年7月28日 20時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ばるさん» 見覚えのあるお名前と顔文字だと思ったらどちらも読んで頂いてるなんて…!!コメントとても嬉しいです!ありがとうございます。誠心誠意更新していくので宜しくお願いします! (2020年7月27日 17時) (レス) id: 619558bbc0 (このIDを非表示/違反報告)
ばる - 作者さんの別作品(銀/魂)も読ませていただいている者です。呪/術/廻/戦もすごく好きな漫画なので嬉しいです!どちらの作品も楽しみに待ってます(*^^*) (2020年7月26日 11時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊ひな | 作成日時:2020年5月18日 23時