第37話 えっ ページ39
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パンダ「待て待て〜」
「無理無理無理無理!!なんでこっちばっか…」
狗巻「ツナ」
「ちょっ、た、タイム…ぎゃあ"あ"あ"あ"あ"!!」
開始早々、死にそうである。
ジャージに着替え、準備万端までは良かった。だがそこから『投げ飛ばすから受け身を取れ』とか『私らから一本取れ』とか言われ、心身共に疲労だらけ。筋肉痛不可避だ。
「もう学ランはしんどい!!可愛いジャージを買いに行かせろ!!」と先輩に投げ飛ばされながら叫ぶ野薔薇ちゃんを横目に、休憩に入る。
すると、後ろから何か固い物で頭を叩かれた。突然だったこともありビクッと肩を鳴らして振り返れば私の刀を持つ真希さんが。
真希「この刀、呪具だろ。普段コレ使ってんのか?」
「はい、ぶっちゃけ近接なら何でも良かったんですけど。祖母が剣術に詳しかったので」
真希「なるほどね…二、いや一級ぐらいか?良いもん持ってんじゃねぇか」
「いや、それ特級です」
真希「はぁ!?」
「お前そんなの持ち歩いてんのか!?」と真希さんが目を見開いて驚いたので、確かに毎日特級腰に差して歩いてんのヤバいな、と我に帰る。
でも家にその刀しかなかったので仕様がないと言えば仕様がない。まともな刀が特級以外家にないのもそれはそれでヤバいかもしれないが。
まじまじと刀を見た後、真木さんが抜刀しようとしたので、いらないと思うが一応「気を付けてください」と声を掛ける。
「それ抜くと刀身伸びますよ。コントロールミスるとどこまでも伸び続けるんで」
真希「お前、それ先に言えよ!危ねぇだろ!」
「でも真希さんなら大丈夫だと思います。呪具の扱いは学生で一番上手いって伏黒が言ってたし」
真希「……そうか?」
「私は初めて握った日、一振りで家真っ二つにしちゃいしたけどね。流石にあの時はめちゃくちゃ焦っ…」
真希「返すわ」
「えっ」
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ばる - えー覚えてくださってるんですか!ありがとうございます(^ ^*)少しでも作者さんの励みになっているなら嬉しい限りですよ(*´ω`*) (2020年7月28日 20時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ばるさん» 見覚えのあるお名前と顔文字だと思ったらどちらも読んで頂いてるなんて…!!コメントとても嬉しいです!ありがとうございます。誠心誠意更新していくので宜しくお願いします! (2020年7月27日 17時) (レス) id: 619558bbc0 (このIDを非表示/違反報告)
ばる - 作者さんの別作品(銀/魂)も読ませていただいている者です。呪/術/廻/戦もすごく好きな漫画なので嬉しいです!どちらの作品も楽しみに待ってます(*^^*) (2020年7月26日 11時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊ひな | 作成日時:2020年5月18日 23時