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第9話 圧倒的物理 ページ11

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助け出した二人とも意識が無く、虎杖が抱える女の人のポケットから例の呪物は出てきた。



虎杖「これが?」

伏黒「ああ、特級呪物"両面宿儺"。その一部だ」

虎杖「りょうめ…?」

伏黒「言っても分かんねぇだろ。危ねぇからさっさと渡せ」



「はいはい」と言って虎杖が呪物を渡そうとした瞬間、真上の天井が大きく歪み、物凄い衝撃と共に先程よりもデカい呪霊が入って来た。

伏黒の式神…確か、名前が玉犬の一匹に引っ張られたことにより体当たりされずにすんだが、私と虎杖を助けたせいで伏黒が呪霊に捕まってしまった。



虎杖「伏黒!!」

「そこで待ってて!」



見た感じラグビー場で見た二級相当の呪霊だ。壁に投げ付けられた伏黒の横を抜け、呪霊に斬りかかる。

見た目以上に素早い動きで避けられたが、私の刀の効果を使えば問題無い。避けられても延ばせば当たる。


気持ち悪い声を上げたじろぐ呪霊に、追撃しようとすると死角から腰を掴まれ、ヒョイと効果音が付きそうなほど軽々と持ち上げられてしまった。

「手四本は反則だろーが」と文句を垂れつつ、掴む腕を切り落として直ぐさま離れる。が、息つく間もなく今度は突進され伏黒を巻き込んで外へ投げ出された。



「ごめん…巻き込んだ」

伏黒「…いや、初めからそのつもりの動きだった」



三階の渡り廊下と思われる場所の上に背中から着地し、衝撃で頭を打ち付けた。

目眩と共にグラつく頭を抑えて体を起こし、こちらにゆっくりと歩いてくる呪霊を睨み付ける。


冷静に対処すべく「私が幻術で呪霊を撹乱するからその隙に伏黒の式神で倒してほしい」との算段を伝えると、それを実行する前に虎杖が四階から落ちてきて。素手で呪霊に一発食らわしたのだ。


馬鹿力にも程があるでしょうよ……



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第10話 ※言ってません→←第8話 正しい死



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ばる - えー覚えてくださってるんですか!ありがとうございます(^ ^*)少しでも作者さんの励みになっているなら嬉しい限りですよ(*´ω`*) (2020年7月28日 20時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ばるさん» 見覚えのあるお名前と顔文字だと思ったらどちらも読んで頂いてるなんて…!!コメントとても嬉しいです!ありがとうございます。誠心誠意更新していくので宜しくお願いします! (2020年7月27日 17時) (レス) id: 619558bbc0 (このIDを非表示/違反報告)
ばる - 作者さんの別作品(銀/魂)も読ませていただいている者です。呪/術/廻/戦もすごく好きな漫画なので嬉しいです!どちらの作品も楽しみに待ってます(*^^*) (2020年7月26日 11時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊ひな | 作成日時:2020年5月18日 23時

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