第二百二十八訓 ページ42
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見舞いに来てくれたというよりは、わざわざ仕事を持って来てやったという雰囲気を残し三人は直ぐ帰っていった。
私に仕事を回すよりも両サイドに仕事をやらせろ、と土方さんに言いたかったけれど、どうせ言っても無駄なので諦めた。
途中から黙ったままの旦那が不気味だったのでチラッと様子を窺えば、なんとその姿が見当たらない。
いつの間に、と思うほど急で少々マイペースが過ぎるのではないかと呆れつつ土方さんが置いていった書類にざっと目を通す。
量の割には大した内容の物が無かったので集中すれば早く終わりそうだが、明らかに総悟の仕事分としか思えない書類も混ざっていた。こんな時でも抜け目ないドSには毎度手を焼かされる。
仕事をする気分にはなれないので書類を端に置き寝っ転がる。暇を潰せる物が欲しいのに書類しか持ってこなかった気の利かない土方さんを恨んでいると、姿を消していた旦那が帰ってきた。
「どこ行ってたんですか?」
坂田「便所」
まァ、なんとなくそんな気はしていた。
なので「そうですか」と、聞いといて我ながら適当に返し、話すことも特にないため寝ることにする。
そのまま目を閉じて数秒後、何かを思い出したかのような口振りで旦那が話し始めた。
坂田「お前天人なのか」
「……」
坂田「寝たフリしてんの分かってっからな」
「違います。設定に"天人ではない"って書いてあるじゃないですか。考えてから発言して下さい」
坂田「それ俺も読まなきゃいけねェのかよ」
嫌な話を思い出してきた旦那に、話したくないと意思表示をする為背を向けると「お前、俺に借りあるよな」と追い打ちをかけてきた。思わず肩がビクッと反応する。
坂田「クナイが刺さりそうだったのを庇ってあげたの誰だったかなー」
「…別に頼んでませんし」
坂田「あっそう、頼まれなけりゃ礼の一つも言わないと。へ〜真選組ってそういう…お里が知れるわ〜」
「………そのまま死ねば良かったのに…」
…確かに、不服ではあるけれど助けてもらったのは事実なので、向き直り嫌悪感丸出しにしながら謝罪と礼を言う。
だがそれで済む筈は勿論無く「お前の事話してくれりゃそれで貸し借り0にしてやるよ」と気持ち悪くにやける旦那。とても、とても不愉快である。
大した話ではないのに何故そこまで気になるのかが不思議でしかない。面白い話でもないのに。
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凛音 - みんな春雨春雨言うからチャプチェ食べたくなってきた((( (2022年3月22日 15時) (レス) @page12 id: 7001d6b560 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - なのはさん» 本当に更新しないですよね、、、いやすみません。亀でごめんなさい。続編ではもっと更新早くしますので、、! (2020年4月23日 0時) (レス) id: a37c2613c3 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新しないのですか?楽しみです! (2020年4月17日 0時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ばるさん» わざわざご丁寧な説明ありがとうございます!登場してもちょろっとしか夜兎の皆さんが出ていないのでこれから出していけたらいいなあ…と思っております笑 (2020年3月31日 13時) (レス) id: a37c2613c3 (このIDを非表示/違反報告)
ばる - 確認したところ変わってしまっていますね(-_-;)これからはこちらのiDになると思います!こちらのiDからも変わらず応援していきますね!!遂に夜兎の登場(o_o)楽しみです!! (2019年11月29日 12時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊ひな | 作成日時:2019年10月23日 20時