【QK】ターコイズの海に溺れて。【短編集】

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「渡辺さん、彼女とかいらっしゃらないんですか...？」

「いないですよ。いたら女性を部屋になんて呼べません」

「そ、そうですよね」

右手の指輪はペアリングじゃないってことか、安心。

「要するに、貴方も彼氏さんがいらっしゃらないんですね」

ギクリ。

いやまあ貴方に恋をしているのでそうなんですけど。

そうなんですけどね?!

「...ふふっ、丁度良かったです」

「はい？」

「Aさんって、自分で思ってるより鈍感なんじゃないですか？」

...私の言った覚えの無い、名前。

「人がそう易々と初めて出会った人を家に呼ぶと思います？」

「え」

「計画立ててるって聞いたのでお手並み拝見と思ったんですけど、すっかり僕の計画通りじゃないですか」

「ちょ、ちょっと待ってください。どういうことですか？」

「言った通りですが」

渡辺さんって、こんなにハキハキしてるっけ。

いやでも渡辺さんだよね。

こうちゃんさんだよね。

「渡辺航平、東京大学法学部４年。計画を立てるのが大好きです。友人から、あなたが私のことを好きで計画を立てたというのを小耳に挟みまして」

「は...誰だ言ったやつ、」

「あはははw...初めまして、計画通りに進んでしまった駒さん」

「...初めまして、計画通りに進めたゲームマスターさん」

「貴方が好きです」

「...私も好きです」



「恋愛は計画です」



「そう思ったから、立てたのに」



「残念でしたね」



「腹立ちますね」



*






終わりかたわからん＼(^o^)／

ネタください。

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