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閃光のように眩しくて
でも、一瞬でも目を閉じたら
目の前の平野くんが本当は全部幻のように
消えてしまいそうな気がした
A「……本当に？…本当に言ってるの？」
紫耀「こんなこと、冗談なんかで言わない」
A「…でもわたし…ただのOLだよ？
もう28歳になっちゃったし…アラサーだよ？
……本当に…わたしでいいの？」
紫耀「そんなの気にしないから笑
俺は、Aさんがいいの」
何度も確かめなければ不安でしかたなくて
必死に確かめるわたしに
優しい顔して笑った平野くんが
瞬きをした後もちゃんと…変わらずわたしの目の前にいるから
拭ってもらったばかりの頬にまた
一筋、涙が溢れる
紫耀「…泣き虫だなぁ笑」
頬に伝わる指の温度は間違いなく平野くんのそのもので
どうしてだろう
泣き虫なんて言われたこと一度もなかったのに
わたしは平野くんを前にすると、泣いてばかりな気がする
なぜか、強がらずにいられるの
A「………平野くん
…わたしも好きだよ」
それは、あまりにも短くシンプルで
このたった一言が
いつも言えなかった
紫耀「…やばい。まじで嬉しい。
心臓飛び出そう」
平野くんは驚くように目を丸くした
そしてその後、心臓に手を当てて無邪気に笑う
その姿が愛おしくて
胸がきゅっとなる
紫耀「…Aさん」
不意に、握られた手
わたしの手をじっと見つめながら
平野くんは指を優しく撫でるように触れた
紫耀「…俺さ、こんな特殊な職業だし
これからAさんにたくさん迷惑かけちゃうかもしれないけど
絶対、傷つけたりしないから。
誰よりも大切にする、約束する」
その声は、じんわりと心を包む
優しくて、それでいて強い決意を持った響き
A「…迷惑なんて思わない。傷ついても平気だから。
…わたしも、大切にする。約束する」
想いが重なり合う瞬間は
こんなにも幸せなものだったのだと
思い知る
だから、わたしたちは
先のことなんて今は何一つ考えずに
ただ静かにこの幸せを噛み締めていた
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たむ - もうこの作品の虜です！！続きが楽しみすぎる！！ (2021年7月4日 4時) (
レス) id: 7855f798e1 (このIDを非表示/違反報告)
Azuki(プロフ) - part2一気に読みました！再開してくれて、もう一度書く気持ちになってくれて本当に良かったです。素敵な作品なのでこれからも楽しみにしています。 (2020年3月23日 22時) (レス) id: 8005b02827 (このIDを非表示/違反報告)
さおちゃん。(プロフ) - 楽しみに待っています！ (2020年3月23日 20時) (レス) id: 5d40298e40 (このIDを非表示/違反報告)
あぐた。(プロフ) - part2、再スタートおめでとうございます。そして、再掲載してくださりありがとうございます。平野さんとの距離が絶妙で、胸が苦しくて…毎日の楽しみです。これからも更新頑張ってください。応援しています。 (2020年3月23日 10時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
ちづる(プロフ) - 更新ありがとうございます！ゆっくりでいいです(^^)楽しみにしてます！ (2020年3月23日 1時) (レス) id: 74fbd2e6c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わわ | 作成日時：2020年3月22日 23時
