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職場からほど近いいつもの居酒屋で
今日は新たな取引先との契約を他社から勝ち取った打ち上げ
「「「おつかれさまでしたー！！」」」
こういう飲み会は苦手だし
今はそんな気分にはなれず行くつもりなかったのに…上司に無理やり腕を掴まれ
こうして飲みの席に連れてこられる始末
仕事の達成感はあれど、浮かない顔でビールを一気に飲み干した
山田「A！おつかれ」
A「山田くん、おつかれさま。
この前はごめんね、途中で抜けちゃって」
山田「全然いいよそんなの」
営業部と合同の打ち上げには、山田くんの姿もあった
ほどよくお酒も入って、盛り上がり始めるとみんな気づけば席をごちゃごちゃと移動していて
山田くんは自分のグラスを片手に、空いていたわたしの隣に腰を下ろす
部長「…お前ら〜！お似合いだよなぁほんと。いいかげん付き合えよ。
山田！男らしくさっさと決めること決めろ！」
その途端に、もうすでに酔っ払ってる部長が
並んで座る私たちをみてそんなふざけたことを言ってくる
山田「そうしたいんすけどね〜。なかなか手強いんで。この人笑」
A「…はぁ？何言ってんの。山田くんまで乗らなくていいから」
こんな冗談にも、乗っかる山田くんは流石、営業マンだななんて思いながら
早く終わらないかな…って、ぬるくなったビールを流し込んだ
頭の中には、あの日の平野くんがいて
"また連絡する"、そう、平野くんは言ってくれたけど
あれから連絡はなく
あの日の平野くんの表情を思い出すと
もう会えない…そんな予感さえしていた
部長「んじゃあ、二次会来れるやついくぞー！！」
ようやく一次会がお開きになり、部長たちは二次会に向かっていく
A「あれ？山田くん行かないの？」
山田「今日はやめとく」
A「部長怒るんじゃない？笑 」
山田「A送ってくんでって行ったら許してくれた笑」
A「なにそれ笑」
いつも山田くんは部長に引っ張られて2次会まで必ず行っていたのに、珍しい
山田「だから、今日は送ってくよ」
A「え、いいよ笑 1人で帰れるし」
山田「…じゃー、この前の埋め合わせってことでさ
送らせて。どうせ同じ方向だし」
A「なにそれ笑」
いつもそんなこと言わないくせに
最近の山田くんは、やっぱりおかしいと思う
山田「いいから帰ろ」
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たむ - もうこの作品の虜です！！続きが楽しみすぎる！！ (2021年7月4日 4時) (
レス) id: 7855f798e1 (このIDを非表示/違反報告)
Azuki(プロフ) - part2一気に読みました！再開してくれて、もう一度書く気持ちになってくれて本当に良かったです。素敵な作品なのでこれからも楽しみにしています。 (2020年3月23日 22時) (レス) id: 8005b02827 (このIDを非表示/違反報告)
さおちゃん。(プロフ) - 楽しみに待っています！ (2020年3月23日 20時) (レス) id: 5d40298e40 (このIDを非表示/違反報告)
あぐた。(プロフ) - part2、再スタートおめでとうございます。そして、再掲載してくださりありがとうございます。平野さんとの距離が絶妙で、胸が苦しくて…毎日の楽しみです。これからも更新頑張ってください。応援しています。 (2020年3月23日 10時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
ちづる(プロフ) - 更新ありがとうございます！ゆっくりでいいです(^^)楽しみにしてます！ (2020年3月23日 1時) (レス) id: 74fbd2e6c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わわ | 作成日時：2020年3月22日 23時
