【ヒロアカ】感電と発熱 (ページ10)

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10_スタートライン、それぞれのページ10

入学日

無事合格通知を受け取った私と心操くんは再び雄英の正門をくぐった

『いやぁ、まさかまたここに来れるとは…』

心操「なに？そんなに自信なかったんだ」

『いやいや！感動してるだけ』

心操「…くく、」

喉を鳴らしながら笑う心操くんは、無事普通科に合格できたそうだ

やはりヒーロー科の実技は満足行く結果ではなかったらしい

合格通知が来たその日の夜は、2人でコンビニへ行ってはしゃぎながらおでんを食べた

高校生活が始まったら、もうあんな時間過ごすのも難しくなりそうだなぁ

私の方はヒーロー科に合格

実技は思っていたよりpを稼げていた

レスキューポイント、というのが加算されていたらしいがそこまで人を助けた記憶はない

『( 筆記は正直危なかった… )』

心操「じゃあ、俺こっちだから」

『うん』

心操くんと別れ教室を目指すもなかなか辿り着かない

『遠すぎんだろ………』

途中で道を間違えたのではないかと心配になるレベルで遠い

『つ、着いた………』

漸(ようや)く辿り着いた“1-B”と表記されているドア

『(ドアでっかいな…)』

重そうだから、と勢いよく力任せにスライドさせたドアは案外すんなりと開き、

───────ダァン！！

「「「・・・」」」

『( ・・・力加減ミスった )』

視線を感じながらも教卓にある座席表を覗き込む

『・・・・あれ？』

無い、無いぞ

私の席が、無い

慌ててスマホを出し、心操くんと記念に撮った写真を見返す

そこに写っている合格通知のあたりを拡大してみると、そこには1-Aと記されていた

『( きょ、教室間違えた… )』

やべ〜、と冷や汗をかきながらそのまま1-Bを後にし、隣の教室へ向かう

『初日でやらかした・・・』

「「「( な、なんだ今のは・・！！ )」」」