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やったねぇ、体育祭が楽しみだね
なんて私だけ1人で喋りながら、頬を掻く心操くんと歩く
『……いや、ちょっと待って！
心操くん他の科受けてなくない？！』
心操「あー…実は受けてた、一応」
えっ・・・・聞いてない
聞いてない
『聞いてない！！！』
心操「うん、言ってない」
『もーー・・・でも良かった』
心操「まだ受かった訳じゃないけどね」
『はぁ、この一週間メンタルが不安だ………』
心操「・・・ありがとう
俺のためにわざわざ…」
『えっ、ここで言う？』
もう雄英出てかなり歩いたけど………
心操「・・・・」
………心操くんってほんと、
案外子供っぽいところあるんだよなぁ
『ずっと、それ言いたくてそわそわしてたんだ？』
揶揄ってやろうと顔を覗き込もうとした───
『───んぐぇ、』
心操「・・・・見ないで」
───結構、嬉しかったんだ
なんて小声で言う心操くんの声は震えていた
『( ・・・手、大きいなぁ )』
『・・・・・泣いてる？』
心操「泣いてない」
『そっかぁ』
心操「………ま、じ、で！泣いてないから！」
『いだだだだだ！！』
頭割れるって！と叫べば すっ、と手が離れた
全く、ツンデレにも程がある
心操「俺の心配してくれてるけど
そっちはどうなの？特に筆記とか」
『・・・・』
心操「・・・・」
『・・・・』
心操「・・・・え？」
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作者名：こたろう | 作成日時：2023年10月18日 5時
