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相澤「…………なにしてんだ」
『ぉわ、』
隣の会議室から出てきた男性に呼び止められ、ノックしようとした手を咄嗟に引っ込める
相澤「受験生…だよな
今日の試験はもう終わったはずだが？」
『……お忙しいところ、すみません
その事でひとつ、お話したいことがあります』
『今回の実技試験、
公平さに欠けると思うのですが
再試験等は行わないのでしょうか』
相澤「再試験はないよ
んで、“公平さに欠ける”…とは？」
『……彼の個性は、対人向きの力です
ロボ相手では不利になり、
本来の力を発揮できません』
相澤「ヒーローに不利も有利も無いよ
壁を超えてこその
『・・・・』
相澤「…と、ここまではヒーローとしての意見」
心操「……？」
相澤「お前、個性は？」
心操「・・・洗脳、です
対象の人間を操ることが出来ます」
相澤「……ほんっと、この入試は合理的じゃねえ」
相澤「良いか、これは教師としての意見だ
確かに再試験は無い…が
もし他の科で合格出来たら」
相澤「雄英体育祭で結果を残せ」
『・・・・！！』
相澤「リザルトによっては
ヒーロー科への編入が可能だ」
心操「……っ、はい！」
相澤「質問は他にあるか？」
『…いえ、ありがとうございました』
相澤「喜ぶのは合否を確認してからにしろ」
ふ、と笑った先生に礼を言い雄英を後にした
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作者名：こたろう | 作成日時：2023年10月18日 5時
