【ヒロアカ】感電と発熱 (ページ5)

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05_ 出会い：上鳴電気ページ5

実技会場入口

『ふぅー…………』

そうだ、人の心配してる場合じゃない

人の心配してられる程、私は強くない

「ハイスタートー！」

一斉に走り出し、各々仮想敵に立ち向かっていく

3p、12p、28pと着々と稼いでいく

両手を合わせて捻り出すように水を発射

仮想敵の足元に指先で照準を合わせ切断

足を壊せば後は勝手に崩れていく

「テメェ俺様の敵を横取りしてんじゃねェ！」

『今ので30p超えたかな…』

「無視すんな！」

建物の陰から出てきた人に怒られてしまった

屋外から遠距離射撃してしまったため、建物内の陰にいた彼に気づかなかったのだ

『別に横取りしてない』

「まだ30pしか稼げてない雑魚が俺の邪魔をするんじゃねェー！！」

キレながらどこかへ飛んでいった彼

爆破で空を飛んでるのか……短気みたいだけど器用だな

『もっと稼がなきゃ…！』

通用するかはわからないけど…！

仮想敵の全体を包む水を作り出し閉じ込める

『うーん・・・・失敗！かな』

ショートすると思ったけど、そう上手くはいかないか

「その水、そのままにして！」

『えっ、はい…！？』

何処からともなく聞こえた声に慌てて返事をしてしまう

ふわりと上から飛んできた金髪の人が水の膜に触れた、次の瞬間

────バチバチッ！