39_未来の新星 ページ39
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芦戸「岸水ちょーかっこよかった！ぶしゃーってドーン！って！」
『語彙力どうにかして』
切島「おお上鳴！お疲れ、ナイスファイトだったぜ」
上鳴「途中で完全に持ってかれた…視界から消えるのはずりぃよ…」
蛙吹「Aちゃん、そんなことしたの？」
そんな風には見えなかったけど、と聞かれたため説明をする
『空から飛び降りる時にドデカい水一発撃ったでしょ？
あれで上鳴くんの視界覆って、
その隙に一気に距離詰めて整えたって感じ』
峰田「へぇー…意外と頭使ってんだな」
『意外ってなんだコラ』
上鳴「シンプルに水圧だけでも危ういのに頭まで切れんだから怖えよ」
『でも最後ばちばちーって来た時負けるかもって思った』
上鳴「最後の悪足搔きってやつよ！まじ強かった、おめでとう」
『！……ありがと！』
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『( あーーもう飯田くん早すぎ！ )』
二回戦、狙い撃ちしようにもあまりのスピードに追いつけないでいた
『当たれっての！！』
一点方向に撃っていた水を、
一番大きい胴体を使って、必ず当てる！
《どんなハプニングだ？！服が破けたぞオイ！》
《あいつは空気中ではなく体内の水を操る個性だ
飯田に当たらんから死角をなくしたんだろう》
《ああ！体から発射された水圧で服が破れたってわけね！》
飯田「甘いぞ！」
『飛んだ…？！ゔっ、』
《重めの蹴りが入ったぁああ！！》
『( 早すぎて全然目が追いつかない… )』
心操「頑張れ！負けるな！！」
飯田「悪いな、岸水くん」
肩をガッシリと掴まれ、聞こえるエンジン音
『〜〜っ！出て堪るかよ…！！』
後ろから飯田くんに押され、壁に水を噴射してなんとか耐えるも
『壁が…壊れる…！』
セメントス先生が出してくれたコンクリも破壊してしまい、防ぐ方法がなくなった
飯田くんをぶっ飛ばそうにもエンジンの火力には勝てない
『………ぁ…』
《岸水さん場外！飯田くん三回戦進出！》
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心操「………岸水さん」
『さっきは名前で呼んでたくせにぃ』
心操「聞こえてたんだ」
けらけらと笑うが、涙が滲み出てくる
心操「かっこよかったよ、一回戦も二回戦も」
『…………ありがと！』
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そして体育祭は爆豪くんが宣誓通り一位になり幕を閉じた
『ほんと締まんないなぁ、爆豪くん』
心操「幻滅するなぁ、ヒーロー科」
『ふは、……待ってるからね』
心操「……ああ」
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作者名：こたろう | 作成日時：2023年10月18日 5時
