【ヒロアカ】感電と発熱 (ページ33)

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『最後マジで詰んだかと思った』

ドクドクとうるさい心臓を抑えながら呼吸を整える

一回戦の障害物競走は25位でゴールした

耳郎「岸水あんた後ろに吹っ飛ばされてたもんね…緑谷のアレで」

ぴっ、と緑谷くんに指を差すと案の定大慌てで謝ってきた

『緑谷くん頭切れるね〜凄かったわぁ』

上鳴「あの地雷原に果たして電気耐性はあったのか…

　放電ぶっぱしてりゃもっと上行けたかもしんねェ……はぁ」

『それ成功してたら上鳴くんの独壇場だったね』

瀬呂「にしても僅差であれ

　岸水が上鳴に負けるなんて意外だったな

　イメージ的に」

上鳴「イメージってなんだコラ」

心操「岸水さん、意外と順位近かったね」

手を引っ張られ、A組の輪の中から抜ける

『お、騎馬さんたちは途中で乗り捨てたの？』

心操「見てたんだ…………」

『うん、って………あれ、次』

心操「騎馬戦か」

『得意分野だね』

心操「いじんないで……」

《与えられるPは下から5つずつ！

　一位に与えられるPは1,000万！》

各々ペアを決めていく中、誰と組もうかなかなか決められない

『！あの、B組の方ですよね？』

塩崎「そうですが、貴方は？」

『A組岸水、個性は水！

　私と組んでくれませんか！』

A組とかB組とか言ってられない

最終的には結局個人戦になる

個性の相性で仲間を探さないと…

塩崎「！

　私との相性抜群ですね
　でもどうして私の個性を…」

鉄哲「障害物競走の時見てたとかだろ！

　なぁ準B組！」

『そのいじり方もうやめて』

骨抜「初日に教室ミスったってのコイツなの？」

鉄哲「おうよ！」

『まじでやめて』

骨抜「んじゃ君左翼ね」

『あ、いいんですか？頑張ります』

案外あっさり入れてくれるんだなぁ、と感謝しながら個性の把握を兼ねた作戦会議を行い、いざ────

《スタート！》

鉄哲「実質それ(1,000万)の争奪戦だ！」