【ヒロアカ】感電と発熱 (ページ4)

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入試当日

『でっっっか』

「想像以上だな…」

目の前にそびえ立つ雄英の校舎

あれからこの日まで毎日のように勉強会や特訓をした

座学は心操くんにかなりお世話になった

心操くんの個性の特訓は、私を対象にどれだけの洗脳が出来るかの確認と個性伸ばし

私は水の強度を高める特訓と許容量の底上げ

そして2人とも苦手な近接戦闘の練習

他の同級生から変な目で見られていたことに気づいてはいたが、気にはならなかった

私と心操くんはお互いの強みを認め合っていたし、既に目指すものがあった

ただそこを目指すだけだった

「絶対、合格しような」

『うん、勿論』

_____

テンション上げ上げなプレゼント・マイクの演説を聞きながら資料に目を通す

………本当にプロヒーローが雄英の教師してるんだ

……授業は落ち着いてたらちょっと面白いかも

実技の内容は仮想敵をどれだけ多く行動不能に出来るか

その中には0pの仮想敵もいる、と……

「それでは皆良い受難を！」

_____

『実技試験に0pの仮想敵…』

「お邪魔虫、ね……雄英がそんな無駄なもの配置するのか？」

『なにかあるんじゃ〜って思うよね

　倒せそうだったら倒すくらいのスタンスでいようかな』

「そうだな

　俺は正直、まず対人戦じゃないのがかなり不安だ」

『それ思った心操くんかなり不利だよね

　公平さに欠けるっていうかさぁ』

「持ち込み自由ってあったけど、

　別に武器とか持ってないし……

　まじ自信ないけど、とりあえず全力で頑張ってくるよ」

『……うん、私も頑張るよまた後で』

今朝とは違って、少し自信なさ気な背中を見送る

今までの練習、全部無駄になった訳じゃないって信じてる

頑張れ、心操くん

私も、自分の会場へと向かった