【ヒロアカ】感電と発熱 (ページ25)

今日:57 hit、昨日:16 hit、合計:25,551 hit

25_ 焦らすな恋心ページ25

_

『………ぉ、おはよ…』

心操「心配した」

目が覚めると、まず視界に入ったのは鼻先が真っ赤になった心操くんだった

『えーっと……花粉症？』

心操「お前…っ！
　
　もう少しズレてたら重症だったんだぞ！
　わかってるのか？！」

まあまあ落ち着いて、と看護師さんと思われる声が聞こえる

『でもほら、案外すぐ目覚めたし！』

心操「丸一日眠ってたやつがなに言ってんだ」

『え？』

窓に写る夕陽を見て、すぐに目覚めたと思ったが

術後、どうやら自分が思っていたよりもう一日眠っていたらしい

『た、単位大丈夫かな？！』

心操「そこ気にするなら死ぬような戦い方はするな

　それに今日は臨時休校だったから安心しろ」

『いえっさー…』

その後は心操くんが切ってくれた林檎をむしゃむしゃと食べながら警察からの事情聴取に応じた

心操「( こういうの、案外緊張感とか無いのか… )」

_

『相澤先生、大丈夫かな』

心操「命に別条はないって言ってたし

　大丈夫だよ」

帰り道、帰路に着きゆっくりと足を進める

『でも、目に後遺症が残るかもって…』

実際見ていないため相澤先生がどんな状態か詳しくはわからないが、話を聞いただけでもかなりの重症だ

『私に、もっと出来ることあったんじゃないかな』

ワープから逃げてすぐ先生の援護に出てれば、なにか変わってたんじゃないかな

先生、前にドライアイって言ってたし

水の個性を持つ私なら…なにか工夫すれば先生の短所をカバー出来てたんじゃ…

心操「岸水さん、聞いて

　岸水さんのおかげで助けられた人は確かにいるんだよ」

心操「だからさ、その……

　そんな気負わなくても良いんじゃないかな」

『……うん、そうだね

　ありがと！』

心操「( ……ほんと、そういうンじゃないんだけどな )」