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『私も一応、ヒーロー志望なんだけどさ』
「人には自信持てって言ってる割には…て感じだけど？」
『いやぁ…』
本来なら昨日、
彼が心無い言葉を投げられてる時点で助けるべきだった
『昨日の昼、すぐに声かけるべきだったなって』
面倒事に巻き込まれるのが嫌で昼は無視した
凄い個性だと思ったから放課後に声をかけた
『私は自分の都合しか考えられないからさ、やっぱ向いてないかもー！みたいな？』
「俺でも岸水さんと同じ行動取ってたと思う
……だから、気にすることないよ
面倒事に巻き込まれるのとか、御免だし」
「人のために動く感覚ってのは、ヒーロー科に入って掴んでいければそれで良いんじゃないかな」
「それに何より、岸水さんの言葉が嬉しかったから」
「今の俺には岸水さんの言葉だけで充分なんだ
俺はもう、岸水さんに救われてるよ」
『・・・・饒舌だね』
「人がこんなに励ましたのにそれかよ」
『冗談だよ、ありがとう
嬉しすぎて言葉出てこなかった』
「照れ隠しってやつ？」
『まあそんなとこ』
私も心操くんに救われちゃったなぁ
『私もヒーロー目指す！やっぱり第一志望は雄英ヒーロー科！』
「俺も雄英が第一志望…
ていうか、さっきヒーロー科に入学出来る前提で
話しちゃったけど岸水さんは座学どうなの？」
『・・・・いくら必要？』
「いや、お金いらないって 普通に教えるから」
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作者名：こたろう | 作成日時：2023年10月18日 5時
