20_エマージェンシー ページ20
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相澤「昨日の戦闘訓練お疲れ
Vと成績見させてもらった」
相澤「───そして岸水
お前は一見冷静に見えるが
爆豪と同様、やってることは危険だ」
『………すみませんでした…』
戦闘訓練のあった翌日、相澤先生からの講評を受けた
相澤「…あいつが来るまでには立派になっとけよ
引っ張っていけるように」
あいつって────
心操くんの、こと……
『っ、はい！！』
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『ああ！いたいたぁ』
心操「……ん」
食堂で1人もくもくと昼食を食べていたらしい心操くんは、こちらに気づくと軽く手を振ってきた
『見つけられたら一緒に〜くらいに思ってたんだけどね
入ってすぐ目ぇ合ったね！』
心操「・・・・」
『お口いっぱいだね！美味しいね？』
こくっ、と頷いた心操くんの隣に座りオムライスを割った
心操「・・・相変わらず子供っぽいね」
『ほっぺ膨らんでるのも子供っぽいと思うけどね？』
心操「うざ…」
賑やかな食堂の中、2人で前日のことを話し合っていた
普通科ではなにをしたのか、ヒーロー科ではどんなことがあったのか
『先生にね、心操くんのこと頼むって言われたんだ』
心操「絶対そんなこと言ってないでしょ…」
『うん！でも要約するとこんな感じ』
心操「要約しすぎて語弊生んでるから」
のんびりとした時間が流れていた、その時
《セキュリティ3が突破されました》
心操「岸水さん、俺達も逃げよう
人が多すぎるからひとまず安全な場所に…」
心操「───って岸水さん？！大丈夫？」
なんで泣いてるの？と顔を覗き込まれる
『け、警報にびびって舌噛んだ』
心操「はー……余計な心配させるな」
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作者名：こたろう | 作成日時：2023年10月18日 5時
