【ヒロアカ】感電と発熱 (ページ16)

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16_戦闘訓練、開始ページ16

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一戦目、二戦目が終わり、三戦目が始まる

八百万「向こうにいる上鳴さんの個性は

　帯電とのことでしたよね？」

『うん、そう聞いてるよ』

八百万「耳郎さんの索敵能力については一旦諦めましょう

　この部屋を絶縁体のもので囲んで核を守ります」

『良い案…だけど、ここにさえ入られたら脆くなる

　私は念のため部屋の外に行くよ

　時間稼ぎくらいに思っといて！』

八百万「それもそうですわね、助かります

　3手目も考えておきますわ」

『八百万ちゃん頼もしい！

　峰田くんも変なことしてないで手伝いなね〜？』

峰田「わっ、わかってらい！任せとけ！」

『……………よし、頑張るか！』

耳郎ちゃんのイヤホンジャックについては諦めよう

隠れるのは無しだ

上鳴くんは帯電だから、耳郎ちゃんを巻き込まないために単独で来るはず…

1人ずつ仕留める、か────

上鳴「お？」

耳郎からはここの真上にいるって聞いたんだが、と口角を上げる上鳴くん

上鳴「目の前にいるンなら直接攻撃だ！」

『・・・・私達、ほんっと……相性悪いよね』

向かってくる上鳴くんを水で包み込む

上鳴「んぶッ、？！」

『この水の膜は柔らかくて破れにくいの

　硬いものって案外脆いけど、

　柔らかいと逆に力が吸収されちゃうんだよね』

個性が帯電なら水の中では使えないでしょう

『私は入ったことないからわからないけど、

　これ外の音聞こえてるのかな？』

『まあ勿論呼吸も出来ないから、頑張っ──』

耳郎「上鳴！」

『……………耳郎ちゃん』

『かっこいいね、仲間を助けに来たの？』

耳郎「そいつ、息出来てないよね？殺す気？」

『人の心配より自分の心配しなよ』

両手を合わせ遠距離攻撃をする

かなり強い威力で発射された水は、耳郎ちゃんの背中にあった壁を破壊した

耳郎「は…？！

　な、なんで…ただの水でしょ…？！」

『次は当てる』

耳郎「……くそッ、」

予想外、真正面から走ってくる耳郎ちゃん

『( ・・・まじか )』

躊躇った一瞬の隙に目の前からプラグが飛んでくる

水で防御しようとするも、ぐにゃりと曲がったプラグは私の背後に周り背中を突き刺した

『い゛……ッ！！』

耳郎「背中、ガラ空きなんだよ！！」

『( 確保テープ？！まずい、捕まる…！ )』