【ヒロアカ】感電と発熱 (ページ1)

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01_出会い：心操人使ページ1

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「心操くんの個性って洗脳なの？」

「悪いことし放題じゃんか！」

「私等を操ったりしないでよ〜？」

ヒーローに憧れてなきゃ、こんな言葉気にしてなかったと思う

言われ慣れてるはずの言葉を聞き流すことが出来ないまま、下手くそな笑顔で取り繕った

「………はは、皆そう言うよ」

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その日の放課後、別の同級生から声をかけられた

『心操くん…だよね？

　昼間ちょっと聞こえてきたんだけどさ』

昼間の………個性の事か

どうせこの人も…

『心操くんの個性、洗脳って聞こえたんだけど本当？』

「…………うん、そうだよ」

『凄いねぇ、むっちゃヒーロー向きだね』

一瞬、息をするのを忘れた

初めて、初めてだった

ずっと言われたかった言葉なのに、いざ言われると理解が追いつかない

「…え、」

『だってさぁ、
　戦闘避けて敵を捕まえられるかもしれないんでしょ？

　それって超サイキョーじゃんね！』

じわじわと、視界に彩りが着いていく様な感覚

ただヒーローになりたい、それだけだった

後ろ指差されても気にせず、ただ高みを目指していただけの人生

そこに少し、彩りが出来た

少しだけ、俺の世界が、明るくなった

『…お、泣いてる？』

「……泣いてない」

『泣いてるよね？』

「泣いてない！」

『・・・・』

「泣いてない！」

『何も言ってないよ』