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深澤side
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ
『はい』
«あ、もしもしお兄ちゃん？»
『Aか』
«向井くんってアイドルよね？»
『俺のメンバーだけど、どうした？』
«言っていいのか分からないけど»
『え？何？？』
«いや、アイドルって一般人と関係持ちすぎたらダメよねと思って»
『なんかされたの！？』
«いや、まあ、その、ね»
『あーはいはい
なんとなく察したわ』
«向井くんがどんな気持ちで居たのかは本当分からないから怖い»
『大丈夫なの？』
«え？»
『痛くないのかなーって』
«兄が心配しないで»
『いいじゃん別に』
『で、康二は？』
«家に帰ったよ»
『説教しとくわ…』
«あ、これだけは言っとく！！
向井くんは本当に悪くない！！»
『え、何？？Aから』
«まあ、そういうこと»
『お酒飲んでた？』
«多めに»
『それは康二も仕方ないね…
男は狼なんだから気をつけなきゃ』
«女上司かなんか？»
『違うわ笑
康二とは関係崩れたりしたの？』
«いや、普通だね»
『そっか
じゃあ、康二に言っとくね』
«もういいよ»
『なんでさー』
«本人も悪気は無いし、仲も悪くなってないし、お兄ちゃんには関係ない事だし»
『いや、関係はある』
『メンバーだし、自分の妹がメンバーとの子が出来たりしたらね
どうしようもないから』
«分かったよぉ
佐久間くんには言わないでね！！
あの人、すぐ私にくっつくから向井くん危なくなっちゃう！！»
『言わねぇよ
もしもなんかあったら連絡しろよ？』
«はーい»
康二…
俺の妹に手ぇ出したな！！！
ああ(泣)
俺の綺麗な妹が…
明日にでもお説教決定だな
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作者名：ぬや | 作成日時：2020年2月18日 14時
