『なんでフランがコメントしてんだよっ！！』 ページ46
「お前が………
攻撃を仕掛けてくれることを、待ってたんだぜ……！！」
ニヤリと笑った顔に、僕の野生本能が全身に『逃げろ』と呼び掛ける。
でも、数百年も動かしていない体が、そんな都合よく反応するわけない。
＜ズガンッ！！！＞
「ぁがっっっっ！！！！」
喉の詰まるような激痛が、ふくらはぎから襲い、弾みで膝から崩れ落ちる。
「っ、痛つ〜……！っクソ！
自分が怪力なのわかってんの！？思い切り蹴るなんて相変わらず容赦ないね！」
「あいにく。オレは敵に情けは掛けねぇと決めていてな」
僕はいいってか。
というか………
「バミューダ君、助けてくれないの？」
「君が3回まわって『ワンッ』と吠えながらスライディング土下座してくれるなら
考えてあげてもいいけど」
「君って急にサドスティックになるね。何？イメチェン？」
思いもよらない命令に、僕は彼の目が正常であるのか疑った。
僕、今 肩と脚から血を出して、ゼーゼー言ってんのに
スライディング土下座なんてしたら、
プライド以外の何かも再起不可能になりそうだ。
「僕がいたって真面目に言ってるんだけど、いい加減手助けてよ」
「……………わかった」
そうそう。最初からそう言っていれば……
「よし、」
「………え？」
そして、バミューダ君は
「フンッ……！」
＜ズガン………！！！＞
勢いよく振り上げた拳を、
思いっきり僕に放ちやがった。
「ぐぼふぉお、お前何やってんだぁあああ！！」
嗚呼、口調が………って、もういい。
僕の怪我と比べれば。
「いや、助けろって言ったから……」
「その前に『僕を』って言わなかったっけ！！？」
「過去は振り返らない。明日に向かって全力疾走」
「何そのクラス目標みたいな言葉は！？よけい腹立つなぁ！！」
****** ******
「………ぁ！！」
その瞬間、隙間が出来たことをいいことに、
＜ダッッッ！！！＞
「あっ！待てっ！！」
まんまとA君に逃げられそうになった。
が、幸いなことにバミューダ君が止めてくれた。
「…〜〜っ！！」
手をまたまた拘束されちゃってるA。
どうやら逃げるときに、
炎真の手を握っていたようだ。
「……バカ」
何があったか知らないくせに。よくもまぁ、平然とした顔でいられるなぁ。
ほーんと、
「ムカつく」
死ねばいいのに。でも、やっぱり死なないから
「……そろそろ、本気出すか」
フラン「コメントせずにはいられませんでした」→←フラン「それは一理あります」
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ラーナ(プロフ) - たくさんの応援メッセージありがとうございます！！！丁寧に返せなくてすみません……でも、元気が出てきました！ドンドン更新していきますっ！こんな私ですがこれからも応援よろしくお願いします！！ (2014年9月15日 16時) (
レス) id: d880c69566 (このIDを非表示/違反報告)
羽霧 - すごい、面白い！！はまったよ！！ (2013年12月23日 21時) (レス) id: 2ffb3e71a4 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - こんにちは たぶんカスのぶんざいでってのがが下巣のぶんざいでになってます (2013年11月6日 18時) (レス) id: 9aaa700ae9 (このIDを非表示/違反報告)
ボカロ隊長(プロフ) - 面白いです♪更新頑張ってください！♪ (2013年7月12日 7時) (レス) id: 988493e2c9 (このIDを非表示/違反報告)
狐狗狸( ´艸｀)(プロフ) - ラーナ！！お久しぶり(^^ ) 続きが凄く気になる！相変わらず超面白いね！これからも応援してるよ！ (2013年7月7日 22時) (レス) id: 82756433f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラーナ | 作成日時：2013年5月18日 18時
