骸「都合のいい時だけ師匠と言うのは止めてください」 ページ44
「ねぇ、K。君達一体、何がしたいわけ？
急に戦われても困るんだけど。
加勢したほうがいい？」
ちょうどKの後ろからオレ達の会話を聞いていたバニューダが言った。
「…………本当はこんなこと言いたくないけど、
今回はちょっとヤバイかも」
「………！！」
その言葉と同時に、バニューダ達は動きだした。
バニューダを入れて4人いた復讐者は、オレを囲むように円になる。
「……さぁ、もう逃がさないよ」
こんにゃろォ……
歯ぎしりがかすかに鳴るが、状況はどうやっても変わらない。
さっき短剣を投げたせいで、今はまるごし。
勝ち目なんて、本当は囲まれた時から毛頭ない。
でも、『もう後戻りなんてできねぇ』。
この覚悟は、骸様が綱と戦う時からできている。
だから、
「……っ、こんなとこで諦めて、たまるかっ！！」
その瞬間
オレは左隣にいた復讐者の腹に蹴りを入れ、その復讐者を踏み台にし、
今度は右にいた復讐者の頭にかかとを落とした。
でも、まだ敵は後ろにいる。
さすが復讐者。
後ろにいた復讐者は、素早くオレの腕を押さえ、身動きを封じた。
背中で押さえられている腕は使えない。
なら……
「ぅおりゃっ！！」
＜ガズッ！！＞
オレはあり得ないほどの飛躍で、
復讐者の顎に、オレの石頭をめり込ませた。
当然、顎といえば人間の急所のひとつなので、復讐者はたちまち後ろへ倒れた。
よし。これで、あとは……
「……あとはお前らだけだ。
バニューダ……。K…」
3人の屍を背に、平然とした態度を保ち続ける2人を睨む。
フラン「それは一理あります」→←『骸様、フランがあんなこと言ってますよ。どーするんですか。師匠として！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラーナ(プロフ) - たくさんの応援メッセージありがとうございます！！！丁寧に返せなくてすみません……でも、元気が出てきました！ドンドン更新していきますっ！こんな私ですがこれからも応援よろしくお願いします！！ (2014年9月15日 16時) (
レス) id: d880c69566 (このIDを非表示/違反報告)
羽霧 - すごい、面白い！！はまったよ！！ (2013年12月23日 21時) (レス) id: 2ffb3e71a4 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - こんにちは たぶんカスのぶんざいでってのがが下巣のぶんざいでになってます (2013年11月6日 18時) (レス) id: 9aaa700ae9 (このIDを非表示/違反報告)
ボカロ隊長(プロフ) - 面白いです♪更新頑張ってください！♪ (2013年7月12日 7時) (レス) id: 988493e2c9 (このIDを非表示/違反報告)
狐狗狸( ´艸｀)(プロフ) - ラーナ！！お久しぶり(^^ ) 続きが凄く気になる！相変わらず超面白いね！これからも応援してるよ！ (2013年7月7日 22時) (レス) id: 82756433f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ラーナ | 作成日時：2013年5月18日 18時
