フラン「そうですよー。作者がケチだから、ここしばらくは本編に登場してませーん」 ページ4
**炎真視点**
「………フ…」
全力で走ったせいで乱れた息を整える。
今、頭を埋めているのは、
憎しみでも、心配でも、呆れでもなくて
純粋な喜びだった。
歪んでるなぁ。
自分でも自然にそう思える。
僕はきっと、嫉妬していたのかもしれない。あのボンゴレに。
でも、もう僕は違う。
ちゃんとめんどい君に頼られてるんだ。
僕も守れるんだ。
そう確信したから、今安心して喜んでるのかな。
「……ふ、は……」
また小さく息を吐いた。
収まりきらない笑みがこぼれる。
その時、ふと見えた景色に足を止めた。
「めん、どい……君？」
なんと、校門を通りすぎようとしていた。
僕はすぐに窓に駆け寄って、目を疑う。
あれ？なんで？
でも、目に写るのは『真美じゃない』めんどい君。
いつもの黒髪を揺らしながら、足を進めていた。
「どこに行こうとして……」
すると突然、後ろを向いていたはずのめんどい君が
＜バッ！！＞
窓を覗く僕の方を振り返った。
「ﾋﾞｸｯ)……！！」
僕は本能的に窓から離れ、冷や汗をながす。
なにか、嫌な予感がする______！！
でも、もう遅かった。
窓の向こう側にいためんどい君は
顔に三日月を浮かべたように笑った。
「ヒッ………！！」
心臓を捕まれたような寒気が全身を支配する。
動かない体が、目だけを動かして震えながら見ていたら、
一瞬で笑っていためんどい君は『消え』、
「なっ………！？」
＜ベシャン！！！＞
数メートル距離があったはずの、目の前の窓に
立っていた。
＜ゾクッ………！！＞
「みぃーつけたぁ」
「っ、ぅ………！！」
窓の向こう側にいるめんどい君が、
聞いたことのない、
猫を被った低い声で、
まるで
別人みたいな『声』で、笑いながら言った。
＜ガシャンッ！！！！！＞
気がつくと、窓に張り付けていた両手を振り上げ、躊躇なく割っていた。
ガラスが腕に散らばっていくのも気にせず、手を伸ばす。
そして、簡単に僕を捕まえてしまった。
「こんにちは」
「………………え？」
誰？
そう思ったのが最後。
気がつくと僕はもう、意識を手放していた。
『そうだな〜…そういえばしばらくご無沙汰してたな』→←『あれ？フラン？なんでここに？つーかホントに久しぶりぶりだな、オイ』
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ラーナ(プロフ) - たくさんの応援メッセージありがとうございます！！！丁寧に返せなくてすみません……でも、元気が出てきました！ドンドン更新していきますっ！こんな私ですがこれからも応援よろしくお願いします！！ (2014年9月15日 16時) (
レス) id: d880c69566 (このIDを非表示/違反報告)
羽霧 - すごい、面白い！！はまったよ！！ (2013年12月23日 21時) (レス) id: 2ffb3e71a4 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - こんにちは たぶんカスのぶんざいでってのがが下巣のぶんざいでになってます (2013年11月6日 18時) (レス) id: 9aaa700ae9 (このIDを非表示/違反報告)
ボカロ隊長(プロフ) - 面白いです♪更新頑張ってください！♪ (2013年7月12日 7時) (レス) id: 988493e2c9 (このIDを非表示/違反報告)
狐狗狸( ´艸｀)(プロフ) - ラーナ！！お久しぶり(^^ ) 続きが凄く気になる！相変わらず超面白いね！これからも応援してるよ！ (2013年7月7日 22時) (レス) id: 82756433f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラーナ | 作成日時：2013年5月18日 18時
