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その時、はっと我にかえった
目…覚めて…
目の前に…陸がいて…
私…コンタクト…
私の頬を撫でる陸から、バッと顔をそらして
両手で顔を隠す
明るすぎる部屋でこんな至近距離
きっともう気付いてしまったに違いない…
『どうした？』
「ちが…私…」
『ん？なに？』
「目…見た…？」
『目？痛いの？』
なんかゴミでも入った？と私の顔を覗き込む彼にゆっくりと両手をどけて目を開ける
気持ち悪いって言われたらどうしよう…
その時はもう、その時…
そう思っていたのに、
『ん？ゴミ入ってなさそうだよ。どした？』
え…？気付いてないの…？
そんなわけない、遠目からでもわかってしまうのに
こんな近くで気付かないわけがない
「気持ち悪くないの…？」
『はっ！？なにが！？』
「私の目…」
『え…なんで？』
えっと…なんでって、なんで？
「いや…青いんだよ？」
『ん…？見たらわかる…けど？』
「気持ち悪いって…」
『え？だからなんで？青かったら気持ち悪いの？』
そのあとに陸が発した言葉がスパッと私の中に入ってきて、そして何かが崩壊した
『誰に言われたか知らないけど、俺は綺麗だと思うよ？』
ボロボロと止まらない涙を
陸が優しく拭いてくれる
あまりにもストレートに、目を見て真っ直ぐ
初めてこの目を、綺麗だと言われた
「っ…ほんとにっ…？そう思うの…？」
『うん。普段カラコンつけてたの？』
「うん…」
『えぇなんで？俺今の方が好き』
気持ち悪いとしか言われた事なくて
ずっとずっと隠し続けてきたそれを
陸は、いとも簡単に受け入れてくれた
「陸っ…ありがとう…」
初めて人に受け入れられたこの瞬間に
私の中に居座る真っ黒な塊が、小さく溶けていく気がした
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ぬう(プロフ) - ゆらさん» すみません、存じ上げません。人様の作品の引用等はしておりません。ご不快に思われたようでしたら申し訳ございません。 (2020年2月19日 8時) (
レス) id: a381596225 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - 最新の短編集と全く同じ内容かつ同じ台詞の作品を他サイトで拝見した事があるのですが、もし引用されていらっしゃるのであれば明記された方がよろしいのではないでしょうか？少し気になった為コメントさせて頂きましたm(_ _)m (2020年2月18日 23時) (レス) id: 676fbb6c14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬう
| 作成日時：2020年2月9日 0時
