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『それでも死ぬの？』
言葉が見当たらない
あんだけヒステリックに喚いて、でも彼の言葉に対抗するものは浮かばない
『Aちゃん』
何も言わない私に、さっきまでの冷めた目は嘘のようにまた優しくなって
声もまたちょっと高くなって
『今から俺とご飯食べに行こう』
こんなところで急に、食事の誘いに気が抜ける
「っ…急になに言ってんの」
『お腹空いてない？俺は空いてる』
「は…」
『焼肉食いたいな。あ、でもやっぱ女の子連れて行くってなったらオシャレなとこがいい？』
マイペースにまた、ペラペラと喋りだす彼
『お腹空いてるから変な事考えちゃうんだよ。ねっ、行こう？ほらおいでよ』
「えっ…？ちょ、」
そう言った彼は立ち入り禁止の扉を開けて
私の隣にやってきた
ほんの少し踏み出したら一緒に死んでしまうのに
それは怖くないんだろうか
『行こう？』
差し出された手
微笑むように口角が上がった彼の頬
柵というフィルター越しに見ていた金髪は、思ったよりもサラサラで
『ん、いい子』
「…子供扱いしないでよ」
『ごめんごめん』
彼の手を握ったらほんの少しひんやりしていた
これが自分の未来を自分で終わらせようとした私と、陸との出会いだった
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ぬう(プロフ) - ゆらさん» すみません、存じ上げません。人様の作品の引用等はしておりません。ご不快に思われたようでしたら申し訳ございません。 (2020年2月19日 8時) (
レス) id: a381596225 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - 最新の短編集と全く同じ内容かつ同じ台詞の作品を他サイトで拝見した事があるのですが、もし引用されていらっしゃるのであれば明記された方がよろしいのではないでしょうか？少し気になった為コメントさせて頂きましたm(_ _)m (2020年2月18日 23時) (レス) id: 676fbb6c14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬう
| 作成日時：2020年2月9日 0時
