舞い落ちる

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いい加減もう無理


練習を終えてスタジオを出るミョンホを呼び止める



「ちょっと来て」



人気のない所に移動し考えなしに話しだす私


「もう本番も近いんだし私と練習してくれない？ミョンホの為にもみんなの為にもファンの子達の為にもあと少しだけ我慢して」



MH「我慢するのはそっちじゃないの？本当は俺とじゃなくても良いんでしょ？ヒョン達やミンギュとかでも問題なくやれたでしょ」




我慢だなんて思った事はないし
ミョンホだからやれると思っていた私にとって
その言葉を理解するのに時間がかかった



「え、ちが、、ちょっと待ってよ、、」


さらに追い打ちをかけるように
ミョンホが口を開いた



MH「もうやめない？俺の代わりはいくらでもいるし他のメンバーでも大丈夫でしょ」



あっという間に私の視界が涙で歪む



ポロポロと頬を伝っていくのが分かる



「っ、、大丈夫じゃない、、全然大丈夫じゃない、、」


今彼がどんな顔をしていて
何を思っているのか私には分からない


「私はミョンホとだからやりたいって思ったし誰でも良いなんて思ってない、、っ、、」



「っ、、ミョンホは私の事嫌いかもしれないけど私はミョンホが好き、、他の誰でもなくミョンホだからって思ってたの伝わってなかったかな、、っ、、」



きっと彼を困らせてる


そんな事をしたいわけじゃない


けれどただ自分の気持ちを言う事に精一杯だった

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