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深「…じゃあ、なんでキスなんかしたんだよ」
先生はボソッと呟いて椅子から立ち上がった。
私の一言が聞こえていたのかな。
深「好きじゃないなら、キスなんてすんなよ」
「それは、」
深「逆にお前も俺の気持ち全然わかってない。心配ばっかさせんな。」
ジワジワと、私と先生の距離が詰まっていく。
泣いてるなんて、バレたらいけない。
涙を隠してまた私の口がベラベラ話し出す。
「でも先生、樹と付き合えばいいって言った。
それに、私が誰とキスしてようがいいじゃん。
興味あるなんて、からかってるだけなんでしょう？
心配してるんじゃなくて不良女子高生の軽率な行動を面白がってるだけでしょう？」
深「は？マジでそう思ってんの？」
「私は先生のことなんてわかんないよっ！
だから先生にも私のことなんてわかんない！！
面白がるくらいならもうほっといて！！」
自分への苛立ちと、緊張と、先生への想いが。
言わなくていいことばかり口にさせる。
深「それは、無理だね。」
ついに私の前まで来た先生が、私を見下ろして言った。
頭の上には先生の大きな手。
「…なんでよ」
深「んー？決まってるじゃん。やっぱりお前に興味あるからだよ。」
いつだかにも聞いたあのセリフを繰り返して先生は口角を上げる。
「でも、関係ないじゃん樹くんのこととかは」
深「やっぱ俺ら似てるわ。Aも頑なだなぁ。」
あぁ、先生が何を考えてるのかさっぱりわからない。
怒っているのか呆れているのか楽しんでるのか。はたまたその全てか。
深「まぁつまりは覚悟さえ決めちゃえば最強ってことだけどね？」
「意味わかんな、」
カチャ
まだ食いついていく私の横からすっと伸びた先生の左手が鍵を閉めた。
そして次の瞬間、頭の上にあったはずの手は後頭部に回されて。
だんだんと暗くなっていく目の前に、この先を想像して思わず目を瞑る。
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なっつ(プロフ) - まりなさん» 今後の展開で書いてみますー！素敵なリクエストありがとうございます(*^^*) (2020年9月5日 2時) (
レス) id: 57490b8521 (このIDを非表示/違反報告)
まりな(プロフ) - 今はふっか先生の方がモテててやきもち焼いちゃう主人公ですが、樹くんの時みたいに先生と言う立場だからこそ感じちゃう嫉妬みたいなのも見てみたいです^^ (2020年9月5日 0時) (レス) id: 4917011bf8 (このIDを非表示/違反報告)
なっつ(プロフ) - ひめりんごさん» コメントありがとうございます！ドキドキキュンキュンお届けできて嬉しいです！！私も毎日リアコふっかにやられてます！笑 (2020年7月28日 14時) (レス) id: 57490b8521 (このIDを非表示/違反報告)
ひめりんご(プロフ) - やばいですめちゃくちゃドキドキというかキュンキュンというかもう最高ですふっかリアコ万歳！！！ (2020年7月27日 1時) (レス) id: 1f3ffa58d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっつ | 作成日時：2020年7月10日 0時
