ぬーさんに愛され中。

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(…ぜんっぜんホラー系じゃないっ！)






いや勝手にホラー系なのかなって思ったのは私なんだけど。














A「…あ、あのこれ」







常「ん？？」








大希くんが私の顔を覗き込んでくるけど、その目を見ることができない。




理くんは黙って映画を見てるけど、組んでいる私よりも遥かに長い足を、私の足に絡ませて逃がそうとしない。













A「あ、いや。なんでも、、ないっ…」













こんな映画だとは思わなかった。



なんていうか、その、すごく大人の映画で。

見ているこっち側も恥ずかしくて直視できない。















井「、A？ほら、ちゃんと見ないと。」







理くんに言われて顔を上げると、ちょうどタイミングよくそーゆー描写で、やっぱり目を逸らしちゃう。










A「、、っ」









常「恥ずかしいの？」









逆になんで2人は恥ずかしくないのだろうか。

既に見たことあるから？？だとしても恥ずかしくない？？










でもここで恥ずかしいなんていったら、絶対バカにされる。









A「…いや、べつにっ」












ちょっと大人な映画を見たから恥ずかしがってるなんてバカにされたくなくて、今度は絶対目を逸らさないなんて固い決意を胸に顔を目の前のプロジェクターに向ける。















A「……あ、剛さん。」












目の前で流れるのは剛さん。でも私が知ってる剛さんじゃない。






大人で、かっこよくて、色気たっぷりで。

今よりも少し若い剛さんはとても似合っている金髪。









私の知らない剛さんが、目の前で男の顔をしていた。














常「剛ちゃん、えろいね」






井「剛さん、えっろ〜」









、、、なんでそんな平気な顔で見れるの。




恥ずかしがってるってバカにされたくないなんて言ってたけど、そんなのどうでもいいくらい、今はこの場から離れたい。












A「…の、喉乾いたからお水もってくる！」

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