気づかれぬように。【白膠木簓】

●realize 4 ページ5

仕事と言うても全てが朝にあるわけやあらへん、もちろん今日みたいに夕方や夜の時やってあるんやで？






白｢ほんま暇やなぁ………｣







…………何を思ったわけやないけど
若手芸人のライブ会場周辺に来てもうた。

無意識だと仕事に関わったようなところに来てまうんやな。職業病疑うわ…

















見なれた顔の女性が俺の前を横切った。









·













白｢…!!!｣








·









見つけた。









·









あの顔はまさに彼女。
俺が追い求めていた人。

その人は嬉しそうにチケットをもち、係員に話をしてをしていた。






白｢…こういう時って、ビンゴって言うんよな？｣









別に勘やない。運命的に出会えたんや。









白｢こんなん疑ってまうやろ…









·









運命の赤い糸｣









·









我ながら臭すぎる考えやけど、疑ってもいいやろ。
こんな偶然有り得るんか？









一通り挨拶をし終わった彼女はライブ会場内に入っていった。

俺もそれを追うように入口まで行き、係員に｢チケット無いんやけど入らせてくれへん？｣と伝えた。

勿論大丈夫ですよ！と返された。が、その言葉しか聞いてなくて

後に語られていた｢白膠木簓に会えるなんて…｣というつまらん話を聞くことは無かった。





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またまたご報告ですが
エセ関西弁なので違う部分は暖かな目で
見守ってください…


一人称俺なんですかね？…

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