気づかれぬように。【白膠木簓】

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白「ろしょ〜♪待った？」

盧「ボディタッチしてくるんやない！どこの待ち合わせカップルや！」

白「だって〜！最近構ってくれへんから〜！！」

盧「忙しいからしゃあないやろ…俺も俺で大変なんやから…我慢してや…









ってなんでやねん！…ノリツッコミしてもうた…」

白「さすが盧笙やな〜！！ナイスツッコミ！」









戯れとる場合やないやろ…。と呆れた顔でこちらを見てきた。

確かになぁ。と一言つぶやくととりあえずお酒を頼んだ。
普段そんなに飲まないが、今日だけはお酒の力でも借りようかと思った。

別に、本当に借りようとは思っていない。









盧「ほら、これやろ。簓がほしがっとった紙切れや。」

白「紙切れやない、俺の運命を決める紙なんや。」

盧「ほぉん…そか。」









興味のなさそうな顔で返答した盧笙に「それだけかい」と突っ込む。

まあ、言っといてなんだが
考えてみると、盧笙にとったらその程度の事だ。








盧「あのなぁ、ほんま、昔からストーカー癖あるとこ気にした方がええで。」









ド正論だ。

自覚もしている。自分の恋愛観がやばいという事は。
でも、どうしても、ダメなんだ。

直せるならば、直したい。









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しかし、受け取ることはわかっとったけど
いざソレを目の前にすると手を出しにくいなぁ?
取らないわけではないんやけど。









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盧「あほくさ。」









呆れる相方が横目で見えた気がした。









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