【キメツ学園】今年から高校生

1日目《８》 ページ10

炭｢あ！村田さんじゃないですか！！Aに何か用ですか？｣



村田さん…って村田さん？！あのサラサラヘアーの村田さん？！



村｢うん、用事だよ。ちょっと来てくれるかな？｣



ニコリと笑って手招きをする村田さん。



モテないわけないよ、サラサラヘアーだもん。



そんなことを思いながら、村田さんの方へ向かう。



村｢ちょっと廊下へ(ﾋｿｯ)｣



耳打ちをされ、廊下へ出る。









『え？！私と村田さんが兄妹？！』



村｢ｼｰｯ！声がデカい！あまり聞かれない方がいい！｣



なんてことだ、あの村田さんが突然私のお兄ちゃんだなんて！



村｢俺もよく状況が掴めてないんだ。もしかしたら君もじゃないかと思って…｣



『はい、私もよくわかってないんです…実は…』



私は村田さんに今までの事を話した。



ほかの世界から来たこと。教室のドアを開けたら世界が変わったこと。帰る家がないこと。



村田さんはバカにすることなく、相槌を打ちながら親身になって聞いてくれている。



全てを話終わったあと、村田さんから｢だったらさ…｣と言葉が出てきた。



村｢俺の家に来たら？｣

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