【キメツ学園】今年から高校生

2日目《2》 ページ17

炭｢あいつ、係とか委員会決めるときいつも遅れたり休みなんだよ……｣



と困ったように笑いながら炭治郎くんが言う。



伊｢運がネーよな！ガッハッハッ｣



と豪快に伊之助くんが笑う。



あ、誰を紹介されるのか分かったかもしれない。あの委員のあの子だと思う。うん、この2人が紹介したいって言ったらもう…そうでしょう。



『いつもなの？！それは災難だね…』



名前を言いたい気持ちをグッと堪える。



キーンコーンカーンコーン……



チャイムが鳴って教室の扉が開く。



悲｢皆さんおはようございます…それでは今から委員会決め、係決めを行いたいと思います…｣



．



．



．



悲｢それではこれにて委員会決め、係決めを終わります…皆さんのおかげで早く決めることが出来ました…｣



そう言いながら涙を流して悲鳴嶼先生は教室を出ていった。



『うそ…私があの委員会の女子役員…？！』


悲鳴嶼先生が出て行ったあとしばらくして、ガラリと教室の扉が開く。



｢たぁぁあああんじろぉおおおお！！！！｣



と騒々しくバタバタと入ってくる黄色あたま。



｢ねぇ！！！！俺何委員会になった？！？！あの委員会じゃないよね？！？！｣



と言いながら炭治郎くんの肩をゆっさゆっさ揺する黄色あたま。



炭｢おめでとう、今回も風紀委員だ！｣



と炭治郎くんに宣言され、



｢う、う、嘘でしょおおおおお？！嘘だと言ってえええええ！！！！｣



と大粒の涙を流しながら汚い高音を発する黄色あたま。



『あの、えっと…私も風紀委員の女子役員だよ…！よろしくね！』



と言った私に、バッと向き直って



｢君だれ？！？！初めて見る！！！！俺、我妻善逸！！君は？！｣

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