1日目《11》 ページ13
自室に入った私は、ぐるりと部屋を見渡す。
どう見ても、誰かが使用しているというのが分かる。
シンプルながらに女の子らしさのある部屋は、とても私好みだ。
カーテンにカーペット、ベッドも私の好きな色でまとめられている。
『すごい……ここまで私好みなんて……』
まるで、そうまるで。
『元から私がここに住んでいたかのような…』
そう思わずにはいられないほど。
『夢……なのかな、寝たら……覚めるのかな』
ふと思い立った私は、制服のままシワが着くかもしれないことなどどうでもいいくらいベッドにのそのそと横たわり、布団をかぶり目を閉じる。
ああ……これが夢ならば。
好きな作品の世界に入れてくれてありがとう。
名前のついているキャラと家族にしてくれてありがとう。
主人公たちと会話させてくれてありがとう。
あ、でも一つだけ心残りがあるの。
『善逸ともお話してみたかったなぁ……』
その私の一言は静かに消えていき。
私は目を閉じた。
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雨莉(プロフ) - かなとさん» 外し忘れておりました…!教えていただきありがとうございます! (2019年10月15日 8時) (レス) id: b3a927fc9e (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年10月15日 6時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨莉 | 作成日時:2019年10月15日 1時