1日目《9》 ページ11
突然の申し出に私は固まった。
あの村田さんとひとつ屋根の下なんて……!嬉しい!……けど絶対迷惑がかかる。
『そんな…!迷惑かけられません…!』
村「うん、でもね。周りは俺たちを兄妹と錯覚している。連絡をしてみたら家族も君のことを家族と思っている。だったら家にこない方が不自然じゃないか?」
確かに。その通りだ。
迷惑かけらない…という気持ちは捨てられないが、ここはお世話になることにしよう。
『じゃあ…お言葉に甘えて…』
村「うん、いい子だ。よし、帰ろう!」
そう言って村田さんは私に手を差し出す。
『えっ…と…』
戸惑いながらも私は差し出された手に、自分の手を乗せる。
すると、ぎゅっと村田さんの温かい手が私の手を包む。
村「今日から俺は君の兄だ。何かあったら…ううん、何も無くても俺を頼ってくれよ?」
そんな言葉に私の胸は温かいものが込み上げてくる。
『……はいっ!!』
幸せな気持ちが溢れて、自然と笑顔がこぼれた。
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雨莉(プロフ) - かなとさん» 外し忘れておりました…!教えていただきありがとうございます! (2019年10月15日 8時) (レス) id: b3a927fc9e (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年10月15日 6時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨莉 | 作成日時:2019年10月15日 1時