僕等は、何を求め 2 (ページ27)

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「ん…、って、えええ！？」

目を覚ますと横には松潤が寝ていて。
同じベッドで2人で寝ていた俺。

「…うるさいなぁ。」

俺の声で起きた潤はもぞもぞと隣で動き松潤が起き上がった。

「…あ、俺…。」

潤に保健室連れてこられて、そのままベッドで寝ちゃったのか。
隣で寝てる潤はまた寝始めてしまって。

腕はガッチリ掴まれてるからベッドから降りれなくて。
仕方ないからまたベッドに寝転がり目を瞑る。

しばらくして揺すられる感覚がして目を開けると、
潤が俺を覗き込んでいた。

「…翔くんぐっすりだった。」

ふふ、と笑う潤はんーっと伸びをした。

「…まだ昼休みか。」

「もう、だよ？俺等朝からずっとここだよ？」

2日連続さぼりだね、ってクスクス笑う潤。

「あ、そっか。」

「うん。俺、教室戻るわ。」

翔くんはゆっくりしてなよ、と言い残し潤は行ってしまった。