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「……そう、だったんだ、」
『平野と付き合いたいとか、そういうのはないけど、あんまりにも辛そうだから…まあ、“一番仲のいい友達”ポジションでいられたらいいなって』
「…た、」
『ただ、俺もいるから…新しい恋するなら、俺にしてよ』
コトン、とシャーペンを置く音がやけに大きく響く。
『…ま、今まで通り仲よくしようぜーい』
「ふっははは、ははは…ドキドキしたのに結局こうなるじゃん笑」
『そうなるのはいいけど、俺が平野のこと好きなのは忘れたら怒る』
「忘れないよ…ありがと」
不思議と気まずさはなくて。
こういうところが大昇のいいところだよね、なんて。
『あー本永と紫耀くんどうなってんの?』
「めっちゃラブラブ」
『うわぁ…羨まし』
「ねー」
新しい恋、ありかもなぁ…
ちょっとずつ忘れられたら…無理、かな?
でも大昇、面倒見いいし、料理上手だし、優しいし…
…やっぱり駄目だ、暫くはおとなしく先輩のこと想っていよう。
だって目を閉じたら思い浮かべるのは、先輩なんだもん
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作者名:ぬれおかき | 作成日時:2021年7月6日 0時