ズルいよ、ズルいね【浮所飛貴】 (ページ40)

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「あ、そうだ。飛貴先輩、今更なんですけど」

『ん？』

「あぁぁぁ先輩の『ん？』ってほんとに最強ですよね！！！たった！一文字で！瞬殺！！」

『…ほんと…何年一緒にいても変わんないね笑で、どうしたの？』

3年前の、あの日。
私の誕生日。

「先輩、私にお花くれたじゃないですか。誕生日に。」

『あぁ、渡した！もう3年前？』

「はい。それで、そのお花の名前、なんだったのかなぁって。忘れちゃったんです」

『あぁ、なるほどね。あれはね、ピンクと白の2色あった方がアザレア。で、ピンク一色だったのがペチュニアっていうお花』

「アザレア、と、ペチュニア！よし、覚えました！！」

『あの時すっごい考えて選んだんだよなぁ～』

先輩が帰ってから検索してみよっと。
“永遠の愛”とか花言葉にあったらどうしよう！！！
もうそれは結婚しかない！！！

『調べたいの？』

「え、あ、…ばれちゃいました？」

『ふふ、わかるよ笑』

「だって気になるんですもん！！！私のことを考えて選んだお花とかもう前世どんな徳積んだの？って感じですよ？！！」

『何それ笑あっはははは笑やばいツボだわ笑』

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