第4話 少女、勧誘される ページ9
女子「ねぇねぇ!凛桜ちゃん!これからよろしくね!」
凛桜「あぁ、よろしく」にこっ
自己紹介を終えると直ぐに集まり出す子どもたち。
たんにんのせんせいという者はじしゅうにするとか言ってどこかに消えてしまった。
そのため今は元気な子どもたちに質問攻めにあっている。
女子「凛桜ちゃんは前の学校ではなんの部活してたの??」
凛桜「?ぶかつ?特に何もしてないが」
清継「なら!僕が仕切る清十字探偵団に入らないかい!?」
リクオ「!!!!?」
そう言って声をかけてきたのは2人の少年。
清十字探偵団?
凛桜「…君は?」
清継「僕は清十字清継さ!」
島「ぼ、僕は島二郎って言いますっ!!!」
凛桜「…どーゆーことするんだ?」
清継「妖怪や怪奇について研究したり探検したりする活動さ!」
島「こないだは捩眼山にいって温泉とか入ったんすよ!」
捩眼山?
たしかあそこは牛鬼が仕切る土地では…?
そんなとこへも探検するのか今の子供たちは。
まぁ、なるほど。
活動の内容は理解したが、
私を含め一応その妖怪が目の前にいるのだが…?と思いちらりと隣のリクオに視線を向けるとリクオは小さくハハハ…と苦笑いをしていた。
凛桜「(…まぁ、退屈しのぎにはなるか) いいよ、私もその活動に入れさせてくれ」
リクオ「えっ!!!!???」
清継「おお!!!!」
島「やった!!!(これで可愛い子と一緒にいられる!!!)」
これからよろしく、凛桜くん!と嬉しそうに私の両手を掴み上下に揺らす清継と言う少年。
カナ「凛桜ちゃんも妖怪とかに興味あるの?」
凛桜「ん?いや、退屈しのぎにはなるかなとおもって」
カナ「なるほどね!」
そう笑顔で話すのは席に着いた時に話しかけてくれた後ろの席のカナちゃん。
カナ「そーいえば、凛桜ちゃんはなんでこの学校に来たの??」
凛桜『ん?ちょっと会いたい人がいてな』
カナ「え」
そう言いながら横目でちらり隣をみるとビクリと肩を震わしている孫の姿。
くくっ…面白い反応するの
女子「きゃー!!!!もしかして彼氏とか!?」
凛桜『かれし?まぁそうだな』
リクオ「ぶっ…ゲホゴホ」←ムセた
カナ「リクオ君大丈夫??」
かれし…というのはよく分からないがとりあえず若者の話に合わせておこう。
そう思い発した言葉だったが何故か隣で咳き込んでいる様子の孫だった。
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ヒエ(プロフ) - 続きを下さい! (2022年8月7日 19時) (レス) @page14 id: b7b4b6a723 (このIDを非表示/違反報告)
ラキア - 面白かったです!!続きはないんですか?? (2022年3月4日 21時) (レス) @page14 id: 419133df1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夕月 | 作成日時:2020年11月11日 0時