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凛桜『くくくっ…なんだ孫はおもしろいのぅ。アレと同じでからかいがいがある』


袖で口元を隠しながらくくっと面白そうに笑う凛桜。


何がそんなに面白いんだ。




夜リクオ「つか、さっきからアレって誰のことだよ」



凛桜『アレはアレじゃ』


夜リクオ「だから誰のことだよ!!?」



そうツッコミを入れるとまぁまてまてと笑いながら彼女が言う。






凛桜『___ぬらりひょん』



夜リクオ「!ジジィのこと知ってんのか?」


凛桜『さァのぅ』



夜リクオ「…お前なァ」



再びくくっと笑う凛桜にため息をこぼす。




ジジィの知り合いか?


けどこんな奴今まで見たことないが…





凛桜『本当によく似ているな、お前さんたちは』



夜リクオ「そうかよ」





凛桜『だが、その甘さは似ておらんなリクオよ…___』



夜リクオ「は?…ッ」



目の前の少女が一瞬にして姿を消した。



なっ!!?




夜リクオ「どこにいったんだッ」









.









.









凛桜『___どこの誰ともしれぬ奴が目の前にいるというのに見失ってはいけないぞ』




夜リクオ「!!!??」




ゆらりと姿を現しオレの心臓に刀の先を向けている彼女。



いつの間に…ッ



凛桜『妖怪相手に畏れてはダメだろう』








そう言いながら彼女は直ぐに刀を下ろしさやに収めた。




夜リクオ「…今のは…」




凛桜『あ?なんだお前さん、アイツらに何も教わっていないのか?』





夜リクオ「…?」





凛桜『……ッチ。あのクソガキ共が。子育てもまともに出来んのか』



夜リクオ「…あんたは一体…」









.









.









『おーい、リクオー。どこにいるんだー?』



何者なんだ…そう聞こうとしたが親父の声でかき消されてしまった。




凛桜『……。(ボソッ)』



夜リクオ「?…ッ」





上手く聞き取れなくて聞き返そうとした瞬間、突然突風と共に桜の花びらが宙を舞い、思わず目を閉じる。








凛桜『___またなリクオ』





夜リクオ「っおい!待ってくれ!!」








慌てて目を開けるがもうそこには少女の姿はなかった。



代わりに下一面には桃色の……






鯉伴「なんだい、こんな所にいたのかリクオ……リクオ?」



夜リクオ「…親父、桜って思ったより綺麗だな」



鯉伴「!……あぁ、そうだな。ほんと儚くて綺麗だよ」



そう親父は片目をつむり小さく呟いた。


これがオレと彼女の初めての出会いだった…____

***→←第3話 リクオside



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設定タグ:ぬら孫 , 最強 , 鯉伴生存
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ヒエ(プロフ) - 続きを下さい! (2022年8月7日 19時) (レス) @page14 id: b7b4b6a723 (このIDを非表示/違反報告)
ラキア - 面白かったです!!続きはないんですか?? (2022年3月4日 21時) (レス) @page14 id: 419133df1a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夕月 | 作成日時:2020年11月11日 0時

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