煌めくバニラソーダ【青】 (ページ1)

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･きみのいる朝ページ1

今日は、ちょっとだけとくべつな朝。

なんていったって、寝返りを打つと彼がいるから。

「‥かっこい」

腕枕してくれてるこのたくましい腕も、ふわりと香る彼の匂いもぜんぶ、ぜんぶだいすき。

「(お肌今日もきれいだなあ、もちもちだし。)」

ほっぺをふにと触る。それがなんだか楽しくて、つんつんしてると、ん、と少しだけ彼の顔が歪んだ。

そういえば、翔太くんの寝顔ってなんだか幼さもあって可愛い気もする。

これがばぶいってやつ？ずるいなあ
愛おしさで破裂してしまいそう

また、しばらく寝顔をみつめてると
突然けたたましい音が部屋に響いた。

「あ、アラーム‥！」

いつもの時間設定でなっちゃったんだ。オフにするの忘れちゃってた。

慌ててスマホのロックを開いて止めると、

「ん‥もうおきる時間‥‥？Aぁ‥？」

時すでに遅し。やはり翔太くんが起きてしまった。
眠そうな目をこすってまだ意識はしどろもどろしているが。

「ごめんね翔太くん、いつものアラームオフにするの忘れてたまだ時間じゃないよ」

「ん〜‥なんだあじゃあもうちょっといっしょにねよ‥」

舌っ足らずな翔太くんはやっぱりかわいいのに私を布団の中に戻したその手はすごく男らしくて。
これ以上ギャップでころさないでとも思った。