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4次試験終了からおよそ3日が経った。
飛行船に揺られていた私は到着のアナウンスに目を覚ます。眩い光が差し込み、思わず顔を顰めながらも目を開くと、銀色と黒色が目に写った。
「A起きた？着いたって！」
『ホント？じゃあ行こっか！』
ぐぐ、と身体を伸ばせば立ち上がる。
どうやら到着した先はハンター委員会が経営するホテルらしい。決勝が終了するまで貸し切りだそうだ。
「最終試験は一対一のトーナメント形式で行う。その組み合わせはこうじゃ」
掛けられた布を引かれ、トーナメント表が姿を表す。じっと自身の番号を探し当てれば、ついうーんと声が漏れた。
「さて最終試験のクリア条件だが、至って明確。たった1勝で合格である！」
つまりはこのトーナメントは、勝者が次々抜けていき、敗者が上に登っていくシステムらしい。
トーナメント表の頂点は不合格を意味する、よって不合格者は一人だと言う事だ。
そして組み合わせは試験の成績をもとに決められているらしい。成績の良いものはより多くのチャンスが与えられているとの事だ。
私は3戦、まあ審査基準を聞くに妥当とも言えるだろう。印象はきっと良くなかったであろうから。ただ一戦目の相手が大変不満なのだが。
「戦い方も単純明快、武器OK反則なし。相手に「まいった」と言わせれば勝ち！ただし相手を死にいたらしめてしまった者は即失格！」
ネテロが一息で言い終えたあと、審査員が一つ息を吸う。
「それでは最終試験を開始する！第1試合、ハンゾー対ゴン！」
キルアの隣でゴンの勝利を願いながら試合を魅入るように眺める。始め、の声を合図にゴンがハンゾーから見て左側へと駆け出す。だがその駆け出しに簡単に付いていくハンゾー。
「大方足に自信アリってとこか、認めるぜ」
その刹那。強い衝撃音と共にゴンは首筋を強く打たれ地に伏せてしまった。その様子に思わず口元に手を当てる。
「さて普通の決闘ならこれで勝負アリなんだがな…」
そう言いながらハンゾーはゴンの体を無理やり起こす。あの打たれ方では脳が揺れてまともに動けないであろう。
ハンゾーにギブアップを促されるも、ゴンは頑なに認めない。すると再度態と脳を揺らすように首筋の辺りを強打する。
「さっさと言っちまいな」
「誰が言うもんか！」
またしても負けを認めないゴンに幾度も拷問の様な強打が続く。私はその様子を唇を噛み締めながら眺めていた。
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あるぱか(プロフ) - mearusanさん» mearusan様、ありがたいお言葉感謝いたします。これからもちまちまと更新していきますので、何卒よろしくお願いいたします。 (2022年11月30日 18時) (
レス) id: 815005bab2 (このIDを非表示/違反報告)
mearusan(プロフ) - コメント失礼いたします！イラストも素敵で、めちゃめちゃに面白いです。更新頑張ってください！ (2022年11月27日 19時) (レス) id: 4f9ddc0e3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるぱか | 作成日時：2022年11月19日 20時
