策士な後輩1【ノーマン】(ぬん) ページ20
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【著作:ぬん】
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「先輩、よかったら今日飲みに生きませんか？」
落ち着いた声色で私にそういう彼はノーマン君。
私の１つ年下で去年は私が教育係をした相手である。それだからかはわからないが、ノーマン君はよく私に話しかけてくれたり、誘ってくれたりしてくれる。
「い、いよ。」
「決まりですね。じゃあ仕事終わったら教えてください。」
後輩であるノーマン君より仕事を溜めて情けない自分からは「うっ…。」と声が出た。
そんな私の姿を見てノーマン君はニヤッと笑うのだ。
「手伝いましょうか？」
「大丈夫、大丈夫です…。」
整った顔を近づけてくるもんだから、思わず息を止めてしまう。
この恥ずかしさから早く解放されたいため、キーボードを打つスピードを速くした。
***
「ぷっはぁ！！！」
一気に流し込んだお酒…じゃなくてオレンジジュース。
「先輩、車で来てるなら言ってくださいよ。」
前にいるノーマン君はムスッとした顔でお酒をちょびちょびのんだ。
その姿を見て笑みがこぼれた。天才にも可愛いところがあるじゃないか。
「何で笑ってるんですか。」
「いやぁ、可愛いなぁって。」
「ふざけないでください。」
「ごめんって。」
ノーマン君は先程よりもっと口を尖らせた。
きっと可愛いと言われることは不服なのだろう。
そして先程よりゴクッとお酒を喉に流したノーマン君はいつもより低い声をだした。
「僕だけ酔うのズルくないですか。」
「ならノーマン君も飲まなければ良いのでは？」
「…先輩の家行かせてください。」
「…え？ちょっと理不尽じゃない？」
「先輩の家だったらいくらでも飲めるじゃないですか。」なんて少し上目遣いで言ってくる彼は相当策士だ。
そんな表情でそんなこと言われたら、母性本能が働いてしまうではないか。
…でも！
「掃除とかしてないし、ダメだよ。」
「わかりました。じゃあ僕の家いきましょう。」
「私明日朝早いから…！」
「先輩明日休みじゃないですか。」
「友達と遊ぶ予定が！」
「冷や汗たれてますよ。」
なんだか家に行くのは危険な気がして反論するも、ニヤッと笑う彼にはもう返す言葉も出なかった。
「…わかった。じゃあノーマン君の家お邪魔します！」
「そうこなくっちゃ。」
知らぬ間に済まされていた会計。
彼は最初からそう言うつもりだったのかもしれない。
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ドラゴン - 神作品の作者さんだらけじゃないですか！全部すごく面白くて‥‥更新頑張ってください！ (2019年3月3日 9時) (
レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
おうとつ - 作者さん豪華すぎません！？なんと言うか、私得の方々ばかりで…！！見ててすっごく楽しいです！！ぬんさんの触れたいってやつ設定から何まで素晴らしいと思いました！それに相沢恋さんのは夢主ちゃんが可愛くって面白くって！菫の花さんの話もすっごく癒されました！ (2019年2月27日 13時) (レス) id: 19c8a82e34 (このIDを非表示/違反報告)
はにかみ - 作者欄が豪華……!ワタ愛完結おめでとでーす！相沢さんの名前を見て速攻来たww応援してます！ (2019年2月26日 19時) (レス) id: a2358f35c9 (このIDを非表示/違反報告)
あやあや - ワタ愛終わってしまったので、悲しい気持ちと嬉しい気持ちがごちゃごちゃになりながら見ました！！…本当に面白かったです…。ぬんさんの小説も、シリアスで面白かったです！良いですね、こう言う番外編！ (2019年2月26日 18時) (レス) id: 34be4b000a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬん、菫の花、相沢恋 x他3人 | 作者ホームページ：http://urana
作成日時：2019年2月26日 18時
