すごろくゲーム【TH】 (ページ1)

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提案ページ1

「ぼらへ〜」

テレビに映る私の彼氏。キムテヒョン。

付き合い始めて2年ほど経った私達。

変わらず可愛らしい笑顔をするテヒョンをテレビ越しに眺めながら、昨日言われた提案を思い出す。

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「ね、A？」

『ん…？』

2人でベッドに横になって、眠い…と瞼を閉じかけたところで、テヒョンの心地よい声が横から聞こえた。

めちゃ眠いのに、テヒョンの声でさらに眠たくなりそう。

それでもなんとか返事をする。

「俺たち、付き合ってもう2年は経ったでしょ？」

『…そーだね』

なんだろう、何を話すんだろう。と眠たい頭でそこまでは考えなかったものの、少し不思議に思う。

「明日からさ、ゲームしよ！」

『…え？』

テヒョンはまだ眠たくないのか、さっきよりも少しテンションが上がったようなテヒョンの声と、テヒョンが話すその内容に驚いて目が覚めてきた。

『テヒョン、ゲームはダメだよ…？』

テヒョンはただでさえ、ゲームをする時間が長い。

長時間するのはあんまりいいとは言えないし…私が一緒にやるとなれば、もっと長くなってしまうのが目に見える。

「ちがうよー、んー、…遊び！」

『…なにするの？』

どうやらゲームじゃなかったらしくて、テヒョンは“遊び”と言い換えたけれど、…なにがちがうのかな……？

「2人でいる時間が今以上に楽しいって思えるように、俺考えたんだ！

Aとすごろくをしようかなって。」

『すごろく…？』