7 人生最大の局地 ページ7
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みなさんこんにちは。
キューティーセクシーラブリーAです。
私は今人生においてこれ以上ないほどの局地に立たされております。
これを局地と言わないでなんと呼ぼうか。
ぜひ私が置かれている状況をご覧ください。
そして誰か助けて!!
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「……ちょ、まって」
JK「もう充分待った」
目線の30センチ先にはあまりにも整ったグクの顔。
狭いソファの上で獲物を追い詰めるかのようにじりじりと距離を詰めてくるグク。それから逃れるように私もじりじりと後ずさりをすると、少ししてトンと背中に壁が当たった。
…やばい、やばいやばいやばい!
これ以上は逃げられないことを悟った私の脳内で某ダースベイダーの曲が流れ出す。
逃げ場を失った私を見たググは勝ち誇ったように口角を上げた。
JK「…もう逃げられないね」
相変わらずの笑みを浮かべたググは、その大きな手で私の頬を包み親指でツーっと頬をなぞった。
…ちょ!誰ですか!
なにそんな突然色気出しちゃってんのよ!
私を見つめるグクの瞳は今まで見たことがない色を灯していて、纏う雰囲気はあまりにも妖艶だ。
私は息の仕方すら忘れて、かちんこちんに固まってグクの瞳を見つめ返す。
きっと視線の逸らし方すら忘れてしまったんだと思う。そう思わざるを得ないぐらいにグクから目を離せない。
しばらくそうやって見つめ合った後、グクは王子様のように甘くてとろけそうな微笑みを浮かべた。
馬鹿な私は当たり前にキュンとして、さっきの妖艶な笑みが消えたことに安心したのも束の間。
グクは目を伏せながら顔を傾け、あろうことかその綺麗な顔をこちらに接近させてきた。
「…や!ちょ、…やっぱ無理!!」
JK「痛!」
色んな意味で限界だった私は、近付いてきたグクの顔を手でグイッと押しのけた。
グクは「痛!」と声を漏らすと、吐き出しそうになったであろうため息をなんとか堪えた。
そして押しのけられた頬を手で押さえながらうるうるした瞳で私を見つめた。
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ナノカ(プロフ) - ひーちゃんさん» やーんありがとうございます!!ぜひまた続き見てくださったら嬉しいです(*^^*) (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - 紫雫さん» うわんありがとうございます!続き公開したのでよかったらまた最後までお付き合い願います(*^^*) (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - Kumiさん» Kumiさんいつもありがとうございます!焦らされてるグク可哀想で可愛いんですよね…いじめたくなるタイプだな…また最後までぜひお付き合い願います(*^^*) (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - mgnさん» mgnシこんばんは!うれしいたのしい大好き何回見返してもほんとくすくすきて大好きです!!!早くゴムつけっぱジョングクを救ってあげますね…いつもありがとうございます。大好きです。 (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
ナノカ(プロフ) - さらさん» さらさん〜!伝わってよかったです!そうなんですよ…こんな言葉足らずでヌナは色々考えて傷付くにきまってるんですよ( ; ; )ジョングク〜!早く好きっていって!こちらこそありがとうございます。頑張りますね(*^^*) (2020年8月24日 21時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナノカ | 作成日時:2020年7月19日 20時